掲載 04 14 2010
天竜川は、私たちの生活と深いつながりがあります。
天竜川で魚を取ったり、あるいは天竜川の水を引き農業用水や生活用水としても利用しています。
この美しく豊かな天竜川の環境を、次の世代へ引き継いでいくことは、私たちの大きな使命です。
4月4日(日)に、竜丘地域づくり委員会が中心となり「天竜川環境美化作業」が天竜川の河川敷で行われました。作業内容は、河川敷にある樹木の伐採とその片付け、それからゴミ拾いも行いました。
この作業に参加したのは、多くは竜丘地域づくり委員会の役員と市の関係者でしたが、ボランティアとして参加した市民もいました。そして、その中に緑ヶ丘中学校の生徒もいました。
参加した生徒は、3年生の久保田君です。大人の皆さんに混じって、一生懸命活動していました。伐採された樹木の中には、直径20㎝以上もある運ぶには重い木もあります。そんな木を一生懸命運んだり、小枝などの片付けも汗を流しながら頑張っていました。
周りの皆さんからは、「ご苦労さん」「頑張っているな」などの声がかけられていました。作業時間は、約3時間ありました。大人にとっても重労働の作業を最後まで頑張り抜き、主催者の皆さんから、大変喜ばれていました。
参加した久保田君の感想です。
「天竜川の環境美化活動をしてみて」 緑ヶ丘中学校 3年 久保田勇也
ぼくは、天竜川の美化活動に参加しました。参加した動機は、主に二つあります。
一つ目は、ぼくは今までに一度も自分から地域の活動に取り組んだことがなく、普段は誰かに言われていやいや取り組んでいました。今回の美化活動では、自分の地域の一員、そして緑中の最高学年として参加しなければいけないと思って、自分の意志で参加することを決めました。
二つ目は、親を見習ったことです。僕の親は自分が仕事、子育て、家事などで忙しくても進んで地域の役員になったり行事に参加していて、ぼくもただ家でぼーっとしているだけでではいけないと思い、親と参加しました。
今回は初めての経験で、周りに知っている人も少なく、気軽に話せるのは親ぐらいでした。でも、周りの人を見て、自分から積極的に取り組むことで、地域の人たちとの交流も徐々に増えていき、普段全く話せない人でも積極的に声をかけて、挨拶をしたりして、コミュニケーションもとれて、気がつくと体が勝手に動いている気もしました。
木を切って運んで燃やすといういたってシンプルな仕事だけど、やってみると力仕事ばかりなので、正直つらい面もいくつかありました。しかし、自分で決めたことを最後までやり切る、自分から仕事を見つけ、誰よりも早く行動したりするのは、とても気持ちがいいなと思いました。普段なれない足場で、また手作業でトラブルもいくつかあったけど、でもそれはそれで地域の人とも楽しく接することが出来ました。
3時間という限られた時間を精一杯最後まで取り組むことは、簡単そうで結構、難しかったです。「もうやめたい」「もう帰りたい」という気持ちも始めはありました。でもふと考えると、普段道に生えている草や、公園などみんなが利用する場所の草が、ある日突然刈られているのを見ると、誰かがみんなのことを思って刈っているんだなと思いました。少し前までは、草が刈ってありきれいになっているのは当然だと思っていたけど、この美化活動をしてみて、改めて大切なことだと感じました。
とてもいい経験ができ、自分でも満足しています。
ぼくは、この経験を学校の生徒会活動にも生かしていきたいです。
具体的には、福祉の活動で明星学園、南原園との交流に参加したり、またポンポン活動では、ペットボトルのキャップ一個だけとか、アルミ缶一個だけではなくて、たくさんのゴミやキャップ・アルミ缶を集めて出したいと思いました。他の委員会でも何々週間や、何々をしようなどとたくさん参加したりする行事もあるので、そういう所でも自分のできることを精一杯生かして取り組んでいきたいです。この美化活動を無駄にせず、逆にきっかけにして、これからの学校生活・家庭生活を見直し、これで良かったと思える姿で卒業したいです。
最後に、このような機会を与えていただいたこと、そして参加させていただき活動できたことにとても感謝しています。これからもこうした活動にぜひ参加していきたいと思います。
天竜川に対する市民の関心は、年々高まってきているように思います。そして、次代を担う中学生が参加することで、天竜川の環境美化活動がより広まっていくように思います。久保田君のような中学生がいる限り、天竜川は将来も飯田市の宝でありつづけることと思います。
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掲載 04 09 2010
飯田市では「地育力」の向上をめざし、キャリア教育の推進に力を入れています。
特に、中学生の職場体験をはじめとするキャリア教育の取り組みは、年々地域に広がりをみせており、子どもたちは、数多くの事業所等で体験させていただいています。
今年度も、市内全中学校で『3日間以上の職場体験』が計画されています。ぜひ多くの事業所の皆さんに、ご協力をお願いいたします。
受入れの回答の様式は、以下のものをダウンロードしてご利用ください。(福祉体験と職場体験があるため、照会票は「一般事業所用」と「医療介護福祉施設用」に分かれていますのでご注意ください。)
★ 『一般事業所用』 照会票(回答用紙)
・平成22年度 飯田市立中学校 職場体験受入れ照会票
(Word形式) (PDF形式)
★ 『医療・介護・福祉職場用』 照会票(回答用紙)
・平成22年度 飯田市立中学校 福祉・職場体験受入れ照会票
(Word形式) (PDF形式)
全校の日程については、こちらのカレンダーもご覧ください。
4月23日(金)までにご回答をお願いいたします。
掲載 04 09 2010
平成21年度 中学生職場体験にご協力いただいた事業所の皆様へ
平成21年度中も中学生の福祉・職場体験等にご協力いただき、ありがとうございました。
昨年度1年間の福祉・職場体験につきまして、ご協力いただいた事業所の皆様の声をお聞きし、今年度以降のよりよい環境づくりに生かしていきたいと考えています。
大変お手数ですが、次のアンケートにご協力をお願いいたします。
次の様式をダウンロードしていただき、記入後Eメール又はFAXでお送りください。
★ 職場体験に関するアンケート(様式)
(Word形式) (PDF形式)
Eメール shougai<a>city.iida.nagano.jp
(<a>を@に代えて送信してください。)
FAX 0265-22-7969(ちいくりょく)
4月23日(金)までにご回答をお願いいたします。
また、下記から直接入力し、送信していただくこともできます。
いずれかの方法でご回答をお願いいたします。
掲載 03 30 2010
キャリア教育の中核は、職場体験学習をはじめとする体験活動ですが、キャリア教育は、全教育活動を通してなされるべきものです。
ここで紹介する飯田西中学校の牧野優子先生の実践は、家庭科におけるキャリア教育の取り組みです。
テーマは、
『生徒が主体的に学びながら、生活をよりよくしていこうとする技術・家庭科の指導』
~家庭科で取り組むキャリア教育~
家庭科の指導目標とキャリア教育における育てたい能力との関連を明確にし、実践されておられます。また、各教科におけるキャリア教育の取り組みへの示唆を与えてくださっています。
本文は、次のPDFをダウンロードしてご覧ください。
『生徒が主体的に学びながら、生活をよりよくしていこうとする技術・家庭科の指導』 (PDF 458KB)
掲載 03 15 2010
3月2日、竜丘小学校の6年生31名が和菓子づくりに挑戦しました。
この企画は、6年生が自分たちで小豆を栽培し、先生がその丹精込めて作った小豆を使って何か作れないか考えて、飯田の文化といえる和菓子を作ってみようというのが発端でした。
今の季節なら草もちや桜もち作りなど、期待が膨らみましたが、残念ながら栽培した小豆が和菓子には向かないということで、今回は作った小豆は使わず、上生菓子作りに変更になりました。栽培した小豆をどう使うかは今後の楽しみにとっておくそうです。
さて、本日の講師は松尾にある松寿堂の黒田さんです。(そう、あの『鮎もなか』で有名なお店です。)
はじめに、黒田さんが子どもたちの前で上生菓子の作り方のお手本を見せてくれました。白あんに食紅で色付けをして、桜や菊、梅など色鮮やかな和菓子があっという間に出来上がっていく職人の技に、子どもたちは前のめりになって
「すごい!神業だ~!」
「かわいい!」
と歓声が上がります。
「本物と同じように形を作らなくても、似ていれば大丈夫。色はクチナシや紅花の色なんですよ」
と黒田さん。さっそく子どもたちも挑戦です。黒田さんがお持ちいただいた、へらや木型などの道具を使い、思い思いのものを作りました。菊の花びらの模様を1枚1枚丁寧につけている子、あんを裏ごしして花粉を作っている子、黒田さんの手つきの真似をして色づけしている子など、みんな気分は職人さん。
「洋菓子は混ぜて焼くだけだけど、和菓子は色々な形を自分で作れるから面白い」
「めっちゃ楽しい!色を混ぜてる時も楽しいし、出来上がったときの『できた感』(達成感)がある」
と子どもたち。
「色付けすぎちゃった~」
との声に
「大丈夫。いろんな色があっていいよ。形も、決まったものだけじゃなくて、自分が思った形にしていいんだよ」
と黒田さん。
1時間半ほどで、1人4個ほどの上生菓子を作り上げました。
「そろそろまとめ(終わり)の時間です」
の先生の掛け声にも、
「えー、まだ作りたい」
とたくさんの声が上がりました。
「和菓子は何種くらいあるんですか?」
の子どもの質問に、
「今は和菓子と洋菓子の区別がはっきりないお菓子も増えてきてますから、数万種類はあるでしょうね。同じ菊の形のお菓子でも、作り手が工夫するだけで、まったく違うものが出来上がります。飯田にはたくさん和菓子のお店がありますから、回ってみてください。今日作った和菓子は、家族と一緒にお茶を飲みながら食べてみてください」
黒田さんは、優しく答えてくださいました。
和菓子はあまり食べたことがないと言っていた子どもたちでしたが、和菓子づくりを通して、和菓子の素晴らしさを発見し、飯田の文化である和菓子に親しんでもらえたようです。
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掲載 02 25 2010
飯伊地区社会教育員活動集の中から、飯田市社会教育委員の報告を掲載しました。
社会教育委員の皆さんの活動から様々な視点でご報告頂いております。当市の社会教育の多様性を表す内容となっております。ぜひご覧下さい。
社会教育委員は、社会教育法第15条の規定により制定された飯田市社会教育委員条例により基づき設置されているものです。
任期は2年、学校教育及び社会教育の関係者、家庭教育の向上に取り組む活動を行う関係者、学識経験者の中から委嘱しております。
現在は平成21年4月1日から平成23年3月31日の任期で10名の方に委嘱されております。
平成21年度飯田市社会教育委員会議の活動について(PDF:418KB)
掲載 02 23 2010
今年は、七年に一度の大祭「御柱祭」が諏訪地方を中心に行われますが、飯田下伊那地区でも3月下旬から4月にかけて御柱祭が行われます。飯田下伊那地区で御柱を行う神社は28社ほどあるといわれています。
2月16日、竜東中学校で御柱で唄われる木遣りの学習会が開かれました。
千代地区では、4月に野池神社で御柱祭が行われますが、竜東中の1年生は、その御柱に参加し木遣りを唄いたいという願いをもっています。
学習会には、講師として野池地区の山田さんと北澤さんが招かれました。
最初に山田さんから、千代の木遣り唄の話がありました。
木遣り唄は、木を曳く時に、曳き手に元気が出るようにするための唄であること、野池の神社は、高いところにあり強い力で引っ張り上げなければならないので、力強い唄が必要であること等のお話がありました。
北澤さんからも、
「昔から『木遣りなくして、御柱なし』といわれているように、木遣りは、御柱の花なんです。力強い木遣りを唄ってほしい」
と激励の言葉がありました。
木遣り唄の練習に入りました。
昔、唄われた正調の木遣りを録音テープで聞きました。そして、山田さんが現在唄われている木遣りの唄を披露してくれました。校舎中に響くような大きな声で、力強く唄いあげます。迫力のある歌声に、生徒たちは圧倒されていました。
山田さんの唄に続いて、生徒たちも唄います。山田さんの声に負けないような響きのある声です。またみんなの声が揃っています。今まで一生懸命練習してきた成果が伺えます。山田さんや北澤さんも満足気な様子です。
山田さんからは、
「大変良く声が出ている。狭い教室なので響きはよいが、外では雰囲気が違うから、本番ではもっと気合いを入れて唄って欲しい」
との話がありました。また、
「フレーズの語尾を上げて唄うと、曳きやすいよ」
とアドバイスをされました。
練習が再び始まりました。当日は4つのグループに分かれて唄います。グループごとに交互に唄っていきます。フレーズの語尾の上げ方も工夫しています。伸びやかな声が、校舎内に響いています。
練習が終わり、一人一人が本番への決意を語ります。
・外では、人のざわめきもあるのでもっと大きな声を出すようにしたい。
・一人一人の声が大切だと思った。一人一人が大きな声を出して曳く人に聞かせたいと思う。
・曳く人に気合いが入るように、本番では頑張りたい。
約30分程の練習でしたが、山田さんの木遣りを聞いて、当日に向けてしっかりした目標ができたようです。山田さんからは、
「午後の出発の時には、ぜひとも中学生に木遣りをかけてもらいたい(唄ってもらいたい)」
と祭りの中での役割も伝えられました。
千代の野池神社の御柱は、4月11日に行われます。竜東中学校の1年生は、地域の一員として祭りに参加します。中学生の木遣りが、大いに祭りを盛り上げてくれることと思います。
〔 野池神社 御柱 木遣り唄 〕
エートオー お願いだ (おねがいイイだ)
エートオー 力を合わせて (力を合わせてエエ)
エートオー お頼みだ (お頼みイイだ)
エートオー 乗りかけた (乗りかけエエた)
エートオー 引いたりしょう (引いたりイしょう)
エートオー 出かけるぞ (出かけるウウぞ)
エートオー 皆様お願いだ (みなさまおねがいイだ)
(竜東中生徒用・木遣り唄歌詞より)
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掲載 02 22 2010
浜井場小学校の5年生は、本年度「ふるさと体験」で遠山郷へ行きました。下栗地区や木沢地区の農家に宿泊したり、12月には木沢地区の霜月祭にも参加しました。
2月16日には、ふるさと体験でお世話になった皆さんを招いて、感謝の会が浜井場小学校で開かれました。
午前10時、下栗地区・木沢地区の皆さん方がマイクロバスで浜井場小学校へ到着しました。玄関前で到着を待っていた子どもたちが、バスへ駆け付けます。そして、バスから降りてきた皆さんと、手を握り合って再会を喜び合っています。子どもたちの温かな出迎えに感激して、涙ぐんでいる皆さんも見られました。
「元気だったかな」
「今日は、ありがとうございます。」
「とても楽しみにしてきたよ」
「楽しんでいってください」
そして、手を繋ぎながら会場となる体育館に入場してきます。
感謝の会が始まりました。
始めは校舎案内です。一人一人が考えたコースでお世話になった皆さんを案内します。
「ここが私の好きな図書館です」
「この部屋は校長室です。今日は、校長先生はおられません」
とても分かりやすく案内をしています。そして、
「ここは段差があるので気をつけてください」
「この廊下は滑りやすいです」
と心遣いも見せてくれます。またお年寄りの手を引いて階段を上っている児童もいました。
そして、ふるさと体験で学んだ学習発表が始まりました。
最初は、ふるさと体験を題材にした俳句の発表です。一人一人が大きな紙に書いた俳句を、元気の良い声で発表します。参加された皆さんからは、一人一人の発表に拍手が送られます。そして、時折「いいねえ」「すばらしいね」などの感嘆の声も聞かれます。
(子どもたちが作った俳句から)
◎ 湯をわかし 願いを込めて 神を待つ
◎ ほめられて 笛吹く息に 気合い入れ
◎ どこまでも 木沢を包む 星月夜
◎ 裏山の 散歩で一つ 柿甘し
◎ 笛太鼓 吹いてたたいて 面踊る
◎ 雨上がり 土から顔出す ジャンボカブ
続いて交流会が行われました。
グループごとに、百人一首や昔の遊びを一緒に楽しみました。百人一首では、上の句を読んだだけで素早く札を取る子どもたちの姿に、参加された皆さんもびっくり。
「一枚も取れんわ」
と言う参加者に、子どもたちが読まれた札を教えてあげる一幕も。
和やかなうちに、いろいろな遊びが登場してきます。交流会の後半では、折り紙や剣玉も登場。グループの中で、お互いに教え合う姿が見られました。
昼食の時間になりました。
保護者の皆さんが作ってくれたカレーに舌鼓。そして、お世話になった皆さんとの会話が弾みます。
「霜月祭で笛をがんばったね」
「とても面白いお祭りだったです」
「また、ブルーベリーを採りに行きたいです」
「今度は家族で採りにきてな」
ステージでは、子どもたちのかくし芸が始まります。手品、物まね、落語、一輪車、縄跳び、バスケットボールなどです。子どもたちの可愛い出し物に、招待された皆さんは大喜びでした。
最後は、再びふるさと体験で学んだことの発表。
霜月祭で演奏した舞の曲を、笛や太鼓で演奏しました。笛は木沢の松下さんが作られたもの。2ヶ月前の霜月祭を思い出しながらの演奏です。5年生全員の息が揃った演奏にじっと聞き入る参加者の皆さん。子どもたちの上達ぶりに、目を細められていました。
10時半から始まった感謝の会。あっという間に4時間が過ぎていきました。この日のために長い期間をかけて準備してきた子どもたち。子どもたちが自主的に企画し、招待者のために工夫を凝らした感謝の会。お世話になった皆さんに、子どもたちの気持ちがしっかり届けられた会でした。
いよいよお別れの時間になりました。
体育館から、マイクロバスまで子どもたちがお送りします。お招きした皆さんに、一人一人が寄り添い別れを惜しみます。再会を約束しているグループもあります。
「霜月祭にまた来てな」
「6年生になっても頑張ってな」
バスに乗ってからも、手を振り声を掛け合っています。さらに、昨年お世話になった6年生も駆けつけ、バスの周りは大混雑となりました。
そして、バスが動き出しました。バスを追って手を振っている子どももいます。
バスに乗った皆さんからも、いつまでも大きく手が振られていました。
またの再会を楽しみにして、感謝の会が終わりました。
今までの交流で培った絆の深さを、お互いに確かめ合えた一日でした。
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掲載 02 19 2010
2月13日(土)、飯田市下殿岡にあるシチズン平和時計㈱で、親子体験講座『未来の“マイスター”は君だ!!』が行われました。
今回は、例年以上に申し込みが多く、約2倍の競争率の中、運よく当選された15組のご家族が参加されました。
「温暖化という病気で、熱を出して苦しんでいる地球の熱を下げるために、今日からできることを一つでもいいから見つけてほしいんだ!」
シチズンのかわいいキャラクター「エコッチ」が登場。
「地球さんはやく元気になってね」という絵本で、会社の歴史や、会社が取り組んでいるエコロジー活動などの物語が始まりました。
今、平和時計では、地球に優しい「エコドライブ」という時計を作っているそうです。
「エコドライブは、光で動くため電池交換の必要がありません。使い捨ての電池がいらないんですよ!」
「時計を作るとき、省エネ・省資源・省スペースということにも積極的に取り組んでいるんです」
子どもたちには、ちょっと難しい言葉だったようですが、社内全体で使っていない電気を消したり、物を小型化したりリサイクルすることで資源を節約していることを教えていただきました。
続いては、時計のしくみや時間について勉強する時間です。
お話の中では、「電気を流すと水晶振動子が1秒間に32,768回震えることを活用した『1秒の作り方』」や、「2009年1月1日は8時59分60秒があった!という『うるう秒』」について、また、電波時計の電波を送信する送信局のお話など、大人でも知らないことばかりで、とてもいい勉強ができました。
工場見学では、1個数十万円もする高級腕時計を組み立てている“マイスター”の皆さんの仕事ぶりが見られました。
肉眼では組み立てるのが困難なため、まるで顕微鏡のようなルーペを通して手作業をされていました。細部までは見られませんでしたが、とても神経を使う仕事であることが伝わってきて、あらためて“マイスター”の皆さんのすごさ、存在感を感じました。
工場見学のあとは、いよいよ腕時計の電池交換体験です。
マイスターの皆さんをはじめ、従業員の皆さんのご指導のもと、電池交換が始まりました。
「電池が見えた!」
「コイルってこれだよね!」
子どもたちは、初めて見る時計の中身に感動している様子。一つのことをお父さんお母さんと協力しながら作業を進めている姿は、会話は少なくとも親子のふれあいの深まりを感じます。
電池交換が完了し、秒針が動き出した時計を見た子どもたちは、「動き出した!」と、とてもうれしそうに腕にはめていました。
「腕時計の小さな箱の中には、人の知恵がたくさんつまっています」
「腕時計の小さな箱の中は、小さな宇宙が広がっているんです」
冒頭に教育長とシチズン平和時計の代表の方からのお話がありました。
腕時計の裏側を開けたとき、子どもたちは、それでも目に見えないほどの小さな部品ひとつひとつの動きを思い描きながら、その箱の中につまった人の知恵や小さな宇宙をもイメージしたことでしょう。
参加者の皆さんの感想の一部です。
◎大人
・小さいころから動かなくなったおもちゃなど、ドライバーで分解し、元に戻すという作業をよくしていました。これから、自分でも時計の電池交換ができるとうれしいです。
・時計内部の部品の精密さ、細かさ、高級時計を手作業で組み立てているのに驚きました。
・会社の皆さんに親切にしていただき、ありがとうございました。子どもがこの会社に入れればよいのですが。
・毎日の生活の中で、切っても切れない時間や時計について、いろいろな面から知ることができてよかったです。
◎子ども
・むずかしいことをいつもしている会社の人は、すごいなぁと思った。
・ここのかいしゃは、いろいろな時計があってかっこよかったです。
・時計の修理をしたいと思っていたので、今日できてよかったです。今度は、時計を始めから作る体験をしてみたいです。
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掲載 02 17 2010
飯田西中学校 中島博文教諭の研究論文が、
『第25回 東書教育賞』の「奨励賞」を受賞されました。
テーマは、
『体験学習を今後の生活につなげ、自己肯定感を育むキャリア教育』
~「大変そうなのに、なぜ、ずっと続けてくることができたのだろうか」の追究を通して~
本文は、次のPDFをダウンロードしてご覧ください。
『体験学習を今後の生活につなげ、自己肯定感を育むキャリア教育』 (PDF 317KB)