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「キャリア教育作文コンクール」作品募集のお知らせ

掲載 08 30 2010

飯田市教育委員会では、「第1回キャリア教育作文コンクール」を開催いたします。

家でのお手伝い、地域での行事やボランティア活動への参加、職場体験・農業体験・林業体験、インターンシップなどを通して学んだことや、将来への夢や希望、就きたい職業などを作文に書いてご応募ください。

詳しくは、次のチラシのとおりです。

sakubun_poster

(PDFファイル 1.67MB)

この作文コンクールを通して、児童・生徒が働くことや将来のことを意識し、これから先意欲を持って歩んでいけるようになることを願います。

なお、ご応募の対象は、長野県内外在住を問いません。どなたでも結構です。多くの皆様からのご応募お待ちしています。

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「職場体験情報」 ~9月の職場体験~

掲載 08 30 2010

市内中学校の職場体験が、いよいよ後半を迎えています。今月実施予定の中学校職場体験は次の学校です。

『飯田西中学校 2年生 82人』
 8月30日(月)~9月3日(金) 連続5日間

『旭ヶ丘中学校 2年生 190人』
 9月7日(火)~9日(木) 連続3日間

今回、生徒を受け入れていただく事業所は、次の皆さんです。

介護ホームそら
飯田サポート・ヘルパーステーション
医療法人椎名レディースクリニック
健和会病院
飯田市いいだデイサービスセンター
飯田下伊那薬剤師会会営やまなみ薬局
新井歯科医院
堀田歯科医院
ムーミン
ペットサロンモントゥトゥ
サレエペペ
厨房やYOSIKAWA
インド料理クリシュナ
㈲葵
ソットオーリオ
3びきのこぶた
西友・SSV飯田伊賀良店
アピタ飯田店
㈱平安堂飯田店
エスパス
セブンイレブン飯田中村店
アルペン飯田インター店
名匠 藤山
エイデン飯田インター店
㈲ルネッサンスプラザ
飯田ヂーゼル㈱
㈱コクサイショパーズエイト
日本糖尿食研㈱
㈱花はん
ほっともっと飯田アップルロード店
下伊那園芸農業(協)
ファミリードラッグ伊賀良店
綿半ホームエイドアップルロード店
㈱春月
天恵製菓㈱
㈲はと錦
ひとつぶの麦
旭松食品㈱
NSKマイクロプレシジョン㈱
飯田メッキ工業㈱
信菱電機㈱
オムロン飯田㈱
多摩川精機㈱
小林製袋産業㈱
シチズン平和時計㈱
㈱マイナック
㈱神明堂
㈱サニクリーン甲信越 飯田営業所
郵便事業㈱
ほっ湯アップル
フィットネスクラブFLATISC高森スイミングクラブ
㈲タカハ
オリエントトラベル
伊坪ビジネス㈱
卑弥呼カンパニ-(エレガンス飯田サティ店)
卑弥呼カンパニ-(美容室卑弥呼ジャスコ店)
美容室ism
WAVE-CLIP
殿岡温泉 湯元 湯~眠
㈲砂払温泉
お宿秀の家
湯元久米川温泉
㈲桂月
シルクホテル・ホテルニューシルク
天竜水神温泉よし乃亭
上郷木材㈱
文吾林造園㈱
㈱ホンダカーズ信州
ロータリー自動車㈱
長野トヨペット㈱飯田店
橋本自動車工業㈱
ホンダカーズ松本東飯田橋店
㈱オートパルいいだ
小山田農園
(社)伊賀良保育園
(社)時又保育園
飯田仏教保育園
慈光保育園
さくら保育園
入舟幼稚園
聖クララ幼稚園
飯田中央保育園
親子学舎ビバ・チャイルド
社会福祉法人明星保育園
飯田子供の園保育園
育良保育園
あすなろ保育園
㈱南信州新聞社
中日新聞飯田支局
信濃毎日新聞飯田支社
中村紘法律事務所
㈱中村
長野県南信農業試験場
長野地方裁判所飯田支部
飯田警察署
JR東海飯田支店
南信州ケフィアランド伊那谷道中
いいだのうどん藍花
㈱キラヤ伊賀良店
㈱キラヤ上飯田店
㈱キラヤ鼎店
Aコープいいだ店
りんごの里直売所
グリーンパーク伊賀良SS
JAみなみ信州本所
飯田市立鼎東保育園
飯田市立山本保育園
飯田市立殿岡保育園
飯田市立中村保育園
飯田市立上郷東保育園
飯田市立動物園
飯田市立上郷図書館
飯田市立中央図書館
飯田市立鼎図書館
飯田市生涯学習・スポーツ課
飯田市歴史研究所
飯田市立病院

飯田西中学校の生徒は、連続5日間の高いハードルにトライします。
旭ヶ丘中学校の生徒も、連続3日間、精一杯がんばります!
受入れ事業所の皆さん、よろしくお願いします!

 期間中、あちこちで「中学生 職場体験実施中」のぼり旗が見られると思います。

p1010342
がんばる中学生たちを見かけたら、ぜひ声をかけてあげてください。

“結い・トライ・アングル”

飯田市キャリア教育推進協議会は

飯田型キャリア教育を推進しています。

yuitryangle

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『見て・聞いて・ふれて・感じる!職場体験』 ~小学生を対象とした職場体験~

掲載 08 25 2010

 (社)飯田青年会議所では、小学生5・6年生を対象とした『見て・聞いて・ふれて・感じる!職場体験』を8月10日(火)に開催しました。
多くの応募の中から選ばれた80人の小学生たちが、市内約20の事業所で仕事の世界に挑戦です。

img_1708この体験は、長期間行う中学生の職場体験とは異なりこの日1日だけではありますが、この貴重な体験を無駄にしないため、先週8月3日(火)には「事前勉強会」が行われました。
ここでは、あいさつや返事の大切さ、名刺交換の仕方などを勉強しました。名刺は手作りです。1人10枚用紙を渡され、自分をアピールするために氏名だけでなく思い思いのセールスポイントを裏面に書き込んでいました。
そして、職場体験の目標設定も行いました。

【全体目標】
 あいさつをしっかりする
 しっかり体験して楽しんでくる

 
img_1711この2つの目標に加え、個人の目標もそれぞれに設定しました。短い時間ではありましたが、しっかり心の準備ができたと思います。目標を真剣に考える小学生たちの姿から、体験後にはみんなの前で「できました!」と発表されることが期待されます。

8月10日(火)、いよいよ体験当日を迎えました。全員『職場体験』というお揃いのTシャツを着て、今日1日仕事の世界への挑戦が始まりました。どんな1日になるか、夕方の発表会が楽しみです。

 
この日、飯田市役所では、青年会議所主催「職場体験」に併せて「市役所子ども参観日」を行いました。「市役所子ども参観日」とは、職員のお子さんを職場に招き、親の働きぶりを見学したり、実際に仕事の体験をしたりという事業です。飯田市が推奨するキャリア教育と家庭教育の啓発につながる事業として企画したものです。
この日は、青年会議所の「職場体験」の参加者2名と、「市役所子ども参観日」での参加者19名、併せて21名が市役所にやってきました。

img_1721最初の日程は、牧野飯田市長とのご対面です。
牧野市長からは、飯田の大火から復興を願って作られたりんご並木のこと、飯田の代表産業である水引や精密機械工業のこと、地域の人々の手によって作られたJR飯田線のことなどについてお話をしていただきました。
お話のあと子どもたちから、
「市長さんは、人形劇をいくつ見ましたか?」
「市長さんに夏休みはあるんですか?」
などと子どもらしい質問が出され、短い時間でしたがとても微笑ましいやり取りが繰り広げられました。

img_1746続いて、市役所の庁舎内を全員で見学して回り、その後お父さんお母さんの職場に分かれて、親の仕事ぶりを見学したり、実際に仕事を体験したりしました。
ほんの1時間程度の時間でしたが、子どもたちはしっかり働く体験ができたようです。来年もまた来たいという感想が多く寄せられました。「市役所子ども参観日」はここで終了です。

 
img_3131さて、青年会議所の「職場体験」は、まだまだ続きます。
午後も1時間程度の体験を行い、14時30分ころになると、子どもたちが市内のあちこちの事業所から市役所に集まってきました。

一人ひとり1日の振り返りを行い、同じ事業所で体験したグループで1枚の模造紙に成果をまとめていきます。同じグループの違う学校の児童とは、1日中同じ時間を過ごしたこともあってすっかりお友達になった様子。和気あいあいと作業が進められていきます。

img_313815時を過ぎ、それぞれの事業所ごとに発表の時間となりました。
どのグループも、誰がどの部分の発表をするか、事前に役割分担がきちんとできています。
発表は、事業所名、自己紹介から始まり、体験してきた内容、一番印象に残ったこと、今後やってみたいことなどについて、元気良く行われました。
その中のいくつかの発表を紹介します。

飯田ケーブルテレビ
(上郷小6年 Mさん・Nさん・Aさん、 5年 Nさん)
1 体験してきた内容
 見学、撮影、機械操作、アナウンス体験、ディレクター体験
2 一番印象に残ったこと
 ・カメラ1台買うのに300万円のお買い物をしないとだめだというのにビックリした。
 ・カメラの重さが8kgもあってビックリした。
 ・自分がカメラでとった事が画面に映ったこと。
img_31513 今後やってみたいことや将来の夢
 ・私はディレクターになりたいと思いました。ディレクターでみんなに指示を出したりしてみたいと思いました。
 ・私はカメラマンになりたいと思いました。カメラマンになって、自分のとった動画でみんなを笑顔にしたいです。

飯田病院
(浜井場小6年 Sさん、 5年 Hさん・Oさん、 喬木第二小6年 Kさん)
1 体験してきた内容
 患者様の送迎、話し相手、足浴、配膳、ベッドのシーツ交換
img_31612 一番印象に残ったこと
 ・コミュニケーションのとり方がスゴイ
3 今後やってみたいことや将来の夢
 ・病院関係、看護師、保育士
 ・お年寄りの楽な世界をつくる

木下建設
(下條小6年 Kくん・Oくん、 鼎小5年 Sくん、 上郷小5年 Iくん)
1 体験してきた内容
 大型重機の運転、型枠組立て、生コンクリートの打設、バイパス水路トンネルの歩行
img_31662 一番印象に残ったこと
 ・大型重機(1.0㎥級ブレーカー)の運転
 ・コンクリート破壊(6t)
3 今後やってみたいことや将来の夢
 ・建設家になる。そして自分の会社を建てる。

天使のしっぽ
(阿智第一小6年 Kさん、 上郷小5年 Sさん、 喬木第一小5年 Fさん、 座光寺小5年 Mさん)
1 体験してきた内容
 ・接客をたくさん練習して、実際にお客さんが来た時に、うまくあいさつができた。
 ・犬の種類によってシャンプーがちがっておどろいた。
 ・切った毛のりょうが多くておどろいた。
2 一番印象に残ったこと
 ・休みなしに働いてかっこよかった。
 ・あばれている犬でもトリマーの人にかかればおとなしくな
ってすごい!!
img_31753 今後やってみたいことや将来の夢
 ・犬、ねこが好きだからトリマーの仕事をしてみたい。あたらしいことにもちょうせんしたい。
 ・私のしょうらいの夢はペットショップをひらくことです。体験できてよかった。

自衛隊
(伊賀良小5年 Wさん、 座光寺小6年 O君、 浜井場小5年 Yさん、 喬木第一小5年 O君・M君)
1 体験してきた内容
 基本教練、自衛隊食体験、基地内見学
2 一番印象に残ったこと
 ・カッコイイ。すごい。
img_3179 ・基地で特別な戦車が見られて、また乗れてよかった。
3 今後やってみたいことや将来の夢
 ・女性自衛官にぜったいなりたい!!
 ・戦車に乗りたい。
 ・国を守る。

今回の『見て・聞いて・ふれて・感じる!職場体験』は、子どもたちの意欲を高めるために事前勉強会を開催したり、お揃いのTシャツを用意したり、受入れ事業所の皆さんと受入れ方などについて共通認識を持つなど、主催者の青年会議所の皆さんが、とても精力的に行動されたからこそ、このような実のある体験になりました。改めて、青年会議所の皆さんのすごいパワーに敬服する限りです。

さて、私たち飯田市教育委員会も推奨しているこの「職場体験」。飯田市では主に中学2年生が職場体験を実施していますが、子どもたちの勤労観・職業観を育む活動として全国的に注目されており、その効果はとても大きなものがあると感じています。

今回は小学5~6年生の体験でした。
発表にもありましたが、働く大人の姿を見て「かっこいい」「すごい」と感動し、将来の夢を描いた子がたくさんいました。
しかし、それ以上に周りの人を笑顔にしたい」「お年寄りの楽な世界を作りたい」「国を守りたい」など、他人のために役に立ちたいという感想が多かったに驚きます。

昨年開催した飯田市キャリア教育推進フォーラムでは、中学生たちが、「私にとって「働く」とは、他人の役に立つこと」と発表していました。「働く」とは俗に「傍(はた)を楽(らく)にすること」といわれます。働く体験を通して、他人の役に立ち、他人に喜ばれ、そしてそのことを自分自身の喜びと感じる。これが職場体験の最も大切なねらいであると、私たちは考えています。
今回の職場体験では、小学生といえども「働くことの意味」を自分なりに感じ取ってきたようです。小学生段階でのこうした体験も、とても重要でとても意味があることを確認することができました。
今回の体験を通じて得た小学生たちの学びから、これからの中学生段階の職場体験のあり方や小中学校におけるキャリア教育のあり方を考えるうえで、とても重要なヒントをいただいたように思います。

 

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「夢中になって下栗芋やブルーベリーの収穫」 ~先生方の「結いキャリアアップ体験講座」~

掲載 08 24 2010

「教師としての体験の幅を広げて欲しい」「子どもたちに感動体験を味わわせて欲しい」という願いから生まれた「結いキャリアアップ体験講座」が7月30日、31日に行われました。これは、飯田市内の学校に勤務する先生方を対象にした講座です。
今回の体験の舞台は、下栗の里、しらびそ高原です。8名の先生が参加しました。

p1040203最初に下栗の分校跡地で、自治会長さんから下栗の自然や歴史、文化のお話を聞いた後、「上中根農園」で下栗芋やブルーベリーの収穫を体験させていただきました。
最初に上中根農園の胡桃沢さんから、芋掘りの手ほどきを受けます。簡単にしかも芋を傷つけないように取るこつを教えていただきました。胡桃沢さんが長年の経験で培ってきた芋掘りの技の結晶とでもいうのでしょうか。「うん、そうか」「なるほど」と先生方から納得の声が聞かれます。
さて、芋掘りが始まりました。傾斜地にある畑のため、水平に移動しながら掘っていきます。平地と違って、多少の掘りづらさもありますが、しかし土が軟らかく意外に速く芋が掘り出せます。他の学校の先生との会話を楽しみながら、芋掘りを進めていきます。

p1040215芋掘りが一段落した後で、次はブルーベリーの収穫です。
下栗のブルーベリーは、低地のブルーベリーに比べ味や香りが濃いと評判です。上中根農園のブルーベリー畑には、大粒の実がびっしりとなっています。収穫用の魚籠(びく)を腰に下げ収穫のお手伝いですが、まずは味見から。紫色に色付いている実を採って甘さの確認。木によって、甘さや酸味が違うようです。一粒一粒、丁寧に採っていきます。貸していただいた魚籠は、小さなものでしたがなかなか一杯にはなりません。先生方は、手間のかかる仕事だと実感していきます。
約2時間余の農業体験でしたが、厳しい地形条件の中で苦労して作り上げてきた下栗の農業の一端に触れることができたのではないかと思います。

(先生方の感想から)
p1040228〇下栗芋を口にしたことはあっても、その栽培の様子を見たり、実際に収穫するのは初めてでした。急傾斜地で耕作することの大変さが少しわかりました。なによりも無心になって下栗芋やブルーベリーを収穫するという体験は、とても楽しかったです。過酷な環境の中で力強く生き抜いてきた下栗の人々の生き方にも触れることができました。

p1040231二日目は、場所をしらびそ高原に移し、御池山周辺のフィールドワークです。講師は、上村自治振興センターの山崎さんです。歩きながら、森林を学びます。
最初は、御池山隕石クレーターに関わる学習です。「ハイランドしらびそ」から3㎞程南に下ると、クレーター地形が見渡せる場所があります。山崎さんは指さしながら「あの山の尾根がクレーターの縁の西側になります」と説明してくださいますが、山の尾根は凸凹しており、なかなかクレーターの円形構造のイメージが沸いてきません。そこで、山崎さんから頂いた資料を見ながら、クレーターの構造を確認していきます。そしてクレーターの全体のイメージが持てたところで、クレーターの散策です。クレーターの西側の縁となる尾根を歩きます。御池山の頂上が目的地です。

p1040251遊歩道入り口から、講師の山崎さんを先頭に登り始めます。山崎さんからはクレーターの説明は勿論のこと、森林に関わる話もたっぷり聞かせてくださいました。クレーターの衝撃によって変形した地形、衝撃で飛ばされた岩石などが見られます。また木々には、熊や鹿などによる食害の跡も見受けられます。そして、登り始めて約1時間で頂上へ到着です。尾根は予想していたよりは、かなりの勾配があり、先生方には多少きつかったようです。頂上では、山崎さんからクレーターが南方へ丸く曲がっている地形の説明を受けますが、この日はやや霧がかっていてはっきり確認することはできませんでした。
p1040247しばらく休憩後、「御池」に向かいます。尾根から300m程、クマザサのじゅうたんにかこまれた山道を下ります。しばらくすると木々に囲まれた中から、御池が姿を見せます。神秘的な伝説が伝わるという池です。しばし池を眺めていると心が穏やかになってくる気がします。

さて、ここから先ほどの尾根に戻ります。今度は登りです。健脚の山崎さんについていくのがやっとです。周囲の景色を見る余裕は、あまりありません。そして、予定よりも多少遅れて、遊歩道入り口へ戻りました。
約2時間のフィールドワークでしたが、先生方にとっては自然界への理解をより深めることができたように思います。私たちがこれから自然を守っていくためには、まず我々自身が具体的な体験を通して自然界の営みを深く理解することが大切と考えます。
先生方には、これから理科学習や環境教育を推進していく上での貴重な体験になったように思います。「疲れたけれど、学校での指導に生かせそう」が多くの先生方の感想でした。

(先生方の感想から)
p1040241〇山崎さんからの説明を聞きながらのフィールドワークでしたので、今まで気づかなかった自然の営みを感じながら歩くことができました。雲が多かったために遠望が望めず残念でした、またの機会を楽しみとします。

 

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「旧木沢小学校を守る人々の思いにふれて」 ~第2回結いジュニアリーダー育成講座(その3)~

掲載 08 23 2010

1日目の下栗で活動を終えた生徒たちは、2日目宿舎である「ロッジ下栗」を後にして、南信濃木沢地区に向かいました。

img_29562日目の活動場所は、旧木沢小学校。旧木沢小学校は、昭和7年に作られた木造校舎ですが、児童数の減少と共に平成3年に休校となりました。しかし、その後校舎は取り壊されることなく、当時のままの姿で残っています。
この旧木沢小学校を守っているのは、木沢活性化委員会の皆さんです。
「私たちが学び遊び語り合ったなつかしい木造校舎を残したい、新しいものを作るだけではなく先人たちの思いを残して行きたい」
こんな願いから、活性化委員会を立ち上げ、木沢地区の人々の原風景ともいえる木造校舎に、再びその命をよみがえらせたいと活動を続けてきているのです。
生徒たちを迎えてくださったのは、4人の委員会のメンバーです。そして、今日の授業の講師になってくださる皆さん方です。

img_2960旧木沢小学校での授業が始まりました。
1時間目は、「南アルプスの自然」に関わる学習です。講師は、「遠山山の会」にも所属する前澤憲道さんです。
まず、伊那山脈、南アルプスの位置を、遠山谷の位置を地図で確認します。そしてこの遠山谷を中央構造線が走っており、地質学的にも遠山谷は興味深いところだと話されました。また、南アルプスが国立公園に指定されていることも話されました。自然を大切にしながらも、より多くの人々が南アルプスの自然と関わることが大切だと話されました。前澤さんは、南アルプスの多くの山々に登られています。登山に関する話もありました。
「地元の山岳に登り自然の大切さを知ること」「山岳の名前の由来や土地に関する歴史や情報を調べること」が大切だと話されました。そして、最後に自然保護の大切さを強く訴えられました。
遠山谷の人々は、まさに南アルプスと共に生きてきました。その山を愛する気持ちは、他の地区の人々よりも大きいのかも知れません。

p1040192続いて2時間目の授業です。
2時間目は「木沢の歴史」についてです。講師は、岩島謹司さん。岩島さんは、画家です。授業の時はいつも巻紙に絵を描いて、それをもとに話してくださいます。今から1000年程前から木沢地区に人が住み始めたこと、遠山氏の領地であったこと、800年程前から霜月祭りが始まったことなどを、詳しく話してくださいました。また、木沢地区の人々は木を切ることで生活してきたこと、それに伴い「森林鉄道」が建設されたことなどもビデオを使い、説明されました。
そして、最後にこの木造校舎の建設に関わる話をしてくださいました。昭和5年、木沢の大火で校舎が焼失したそうです。そして大火の直後であったので資金がなく困ったこと、だから全村民でお金を集めたり、山から木を切り出したりしたこと、機械のない時代だったので人力にたよったことなど、多くの苦労があったことを語ってくださいました。約1年半をかけて完成したそうですが、工事のほとんどは、木沢村民の力で成し遂げたそうです。だから、今でもこの校舎に深い思い入れがあるのです。
生徒たちも岩島さんの話を聞くうちに、なぜ木沢地区の人はこの木造校舎を守ろうとしているのかが理解できてきたようです。

img_2968続いて、3時間目は「校舎見学」です。
校舎内には、霜月祭りに関わる展示、南アルプスや森林鉄道に関わる写真やゆかりの品々の展示、また旧木沢小学校の子どもたちの作品も展示されています。これも木沢地区の皆さんが力を合わせて集めた展示品ばかりです。ここにも木沢地区の皆さんの過ぎ去った日々をなつかしむ気持ちが溢れているように思います。
4人の講師の皆さんに案内されて、各教室を巡ります。多くの展示品に生徒たちは、興味を示し足を止めます。その度に、講師の皆さんが丁寧な説明をしてくださいます。
約30分で校舎を一巡しましたが、木造校舎の温もりを感じながら、木と共に生きてきた木沢の人々の思いを感じとることができたのではないかと思います。

そして4時間目は「木沢の人との交流会」。
生徒の質問に講師の皆さんに答えていただくという形式で行いましたが、質問の中心はやはり「木造校舎建設に関わること」「校舎の保存に関わること」でした。

4時間目が終わると勿論「給食」です。食堂は、旧の体育館です。講師の皆さんが作ってくれたカレーに舌鼓をうちます。
「ここで運動をやっていたんだ」
「ちょっと狭いけど、ドッヂボールはできたのかな」
と昔の子どもたちの学習や生活を想像しています。

img_2988そして、最後はお掃除。学校生活の中ではとても大切な活動です。短時間でしたが、木の感触を楽しみながら掃除は終わりました。

参加した生徒たちにとって、木造校舎での生活は始めて。なんだか数十年前にタイムスリップしたような、不思議な空間での貴重な体験になりました。

(生徒の感想から)

〇 とても木のにおいがして良かったです。自分が通っている学校とは違い、不思議な雰囲気だったけど、居心地が良くてとてもいい学校でした。

〇 どこも形を全く変えてなくそのままの形であり、何だか雰囲気がとても良かったです。教室に行くと、私が出た学校ではないのに、懐かしい思いがしました。

 

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「自分たちの住んでいる地域の良さをわかって欲しい」 ~第2回結いジュニアリーダー育成講座(その2)~

掲載 08 20 2010

1日目の農業体験を終え、宿舎の「ロッジ下栗」に到着したのは5時30分。その後、宿舎での夕食をすませ、夜の学習会へ。農業体験を通して、生徒同士のコミュニケーションもだいぶよくなり、和やかな雰囲気が漂ってきています。

img_2899さて、夜の学習会の講師は「下栗拾五楽坊」の皆さん4名。下栗拾五楽坊は、下栗の郷土芸能、伝統文化を守るとともに下栗の良さを地区外へも発信していくことを主な目的として結成されたグループです。現在は下栗地区の住民を中心に15名で結成され、高校生も2名参加しています。
代表の野牧和将さんが、下栗拾五楽坊に寄せる思いを話してくださいました。
「参加しているみんなは、下栗大好き人間ばかり」
「みんなでこの素晴らしい下栗を盛り上げていきたい」
「そして多くの人と交流して下栗の良さを伝えていきたい」
「また一人一人が楽しんで活動していくことを大切にしている」

等を熱っぽく語ってくださいました。
そして、
「ところで皆さんは、自分たちの住んでいる地域のよさをわかっていますか」
と問われました。じっくり考え込む生徒たち。
「いつも住んでいるとなかなか見つからないものですね、でも必ずよいところはあるはずです」
と話されました。
飯田市各地から集まってきている生徒たち。それぞれが「自分たちの住んでいる地域には、こんなすごい所やいい所があるんだ、こんなに住みやすいんだ、それを他の地域の人たちに自慢したい」と思える感情を持つことの大切さを、野牧さんは語ってくださったように思います。

img_2908野牧さんの話が終わったところで、下栗拾五楽坊の皆さんが活動の中心としている「霜月祭りの舞」の話に。昨年、遠山中学校の生徒が下栗拾五楽坊の皆さんと取り組んだ「たすきの舞」のビデオを鑑賞しました。生徒たちは、地元の中学生が地域の祭りの担い手になり頑張っている姿を、印象深く見ていました。
そして、野牧さんの「是非、霜月祭りの鈴や笛や太鼓にふれて欲しい」という話に促されて、下栗拾五楽坊の皆さんと霜月祭りの鈴や笛や太鼓の体験をすることになりました。
まずは、霜月祭りの映像に合わせて、鈴を振ります。最初は映像とは合いませんでしたが、リズムを覚えてしまうと映像の鈴の音とぴったりです。生徒たちも気持ちよく、鈴を振っています。「さすが各学校のリーダーだね」と野牧さん。

img_2917さて、次は笛の練習。音が出るまでが一苦労。唇の形と唇の笛へのあて方がポイントです。下栗拾五楽坊の胡桃沢国夫さんと胡桃沢正広さんが唇の形を丁寧に教えてくださいます。最初は、吐く息の音だけだったのが、少しずつ笛の音色に変わっていきます。吹き方のコツをつかんだ生徒は、いい音色を出しています。吹奏楽部に入っているHさんは指遣いも覚え、舞の曲を演奏し始めました。
「こんなに速く吹き方を覚えて素晴らしい」
と胡桃沢さんからお褒めの言葉が。

img_2933最後は、太鼓の体験。下栗拾五楽坊の熊谷久一さんが一人ずつ順番に教えてくださいます。熊谷さんの打ち方を真似ながら、リズムを覚えていきます。最初は、遅れながら打っていた生徒たちですが、次第にリズムに慣れ、笛の演奏に合ってきました。周りの生徒たちは、鈴や笛で太鼓の演奏を盛り上げていきます。大広間に霜月祭りの雰囲気が漂ってきました。太鼓を代わる代わる打っていきます。最後の生徒が打つ頃になると、三つの楽器のリズムが揃ってきました。この演奏なら、本番の霜月祭りに加われそうです。
30分ほどの霜月祭り体験でしたが、生徒たちはお祭りの雰囲気を十分楽しめたようです。

ジュニアリーダー育成講座の1日目は、下栗地区の歴史、文化、産業などを学びました。また、下栗地区に暮らす人々の思いにふれることができました。「下栗の心」をたっぷりと味わえた一日でした。
生徒たちの感想の中に、「自分は飯田のどんな所が好きでどんなところが誇りなのかをしっかり考えてみたい」という一文がありました。下栗の心にふれたことで、今、自分の住んでいる地域が「気になる存在」になってきたようです。

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「“下栗いも”の芋掘りを体験」 ~「結いジュニアリーダー」育成講座・遠山郷での体験学習~

掲載 08 19 2010

各中学校が夏休みに入った7月28日、29日、「結いジュニアリーダー」育成講座の2回目が開かれました。
今回は、遠山郷での体験学習。1日目の28日は、下栗を舞台にして行われました。
この日参加した生徒は10名。ほとんどの生徒は下栗が初めてでした。飯田から車で約1時間。上村地区に入ると美しい山々、そして遠山川の清流が目に入ってきます。車は、上村小学校の脇を通り、下栗を目指して上っていきます。途中、先日の大雨により土砂の崩落した跡が何カ所か見られ、生徒たちは流れ出した土砂の多さに驚いていました。
急坂を上り下栗地区へ入っていきます。南アルプスの山々が見えてきます。しかし、車窓から下方を眺めればはるか遠くに遠山川が見られます。生徒たちからは「こんなに険しい所に集落があるんだね」と驚きの声が聞こえてきます。

img_28671日目の体験は「農業体験」。下栗地区の「上中根農園」でお世話になりました。今日の作業は芋掘り。全国的にも有名な「下栗芋」の収穫のお手伝いです。
農園の胡桃沢さんから芋掘りの説明を受けます。本格的な芋掘りは、どの生徒も初めてです。その上、下栗の畑は傾斜地にあります。胡桃沢さんは、茎のつかみ方、ねじり鎌の使い方、茎についている芋の取り方、掘った芋の袋への入れ方、傾斜地における袋の置き方に至るまで、一つ一つ丁寧に教えてくれます。そのお話は、胡桃沢さんの長年の経験で得た芋掘りの技とでもいうのでしょうか。
img_2863下栗芋は、急傾斜地で作られているため日当たりがよく、だからとても美味しいのです。また、水はけがよく柔らかい土だからとても栽培しやすいそうです。生徒たちが茎をつかんで持ち上げると、容易く土から芋が顔を出します。面白いように、芋が掘れるのです。しかし大変なのは、茎に付いてこなかった芋。茎の周辺には、まだ土の中に芋が埋まっているのです。それを探すのが苦労です。生徒たちは、芋に傷をつけないようにねじり鎌を丁寧に扱いながら、芋を探していました。
img_2876しばらくすると掘った芋が、箕に一杯になりました。今度は、それを袋に入れ小屋に運ばなければなりません。結構、力のいる仕事です。男子生徒が中心になり、運ぶ仕事を受け持ちます。
中学二年生ともなると、芋の入った袋をなんなく持ち上げ運んでしまいます。あっという間に片付いてしまいました。
約1時間30分ほどの体験でしたが、多くの芋が収穫でき、胡桃沢さんも大喜びでした。そして、お手伝いしたご褒美にとジャガイモを一人1㎏ずついただきました。
img_2882下栗芋で作る田楽はとても有名で、エゴマやみそを混ぜたたれを付けて食べます。胡桃沢さんの奥さんは、そのたれと蒸かしたジャガイモを用意してくれ、生徒たちに食べさせてくれました。
「芋とたれがマッチしていて、とてもおいしかった」
「芋のおいしさが初めてわかった気がした」
が生徒たちの感想でした。

一休みした後は、ブルーベリーの収穫です。胡桃沢さんの裏山にあるブルーベリー畑に案内されました。
img_2888紫色に実ったたくさんのブルーベリーに、歓声を上げます。胡桃沢さんの「しっかり食べてください」の声に、甘い実を求めて歩きます。木によって甘さが違います。また、1本の木の中でも実の付いている場所によって甘さが違います。生徒たちは、そんな甘さの違いを感じながら、ブルーベリーの味を楽しんでいます。「こんなにたくさんのブルーベリーを食べたのは初めて」という生徒がほとんどでした。芋と同じように、「こんなに美味しいとは思わなかった」と、多くの生徒が感想をもらしていました。
また、たくさんのブルーベリーのお土産を頂き、上中根農園での農業体験は終了しました。

img_2886この下栗の里は、古くから自然の恵みを求めて人々が暮らしてきた場所です。胡桃沢さんは、この地に生まれこの地を知り尽くしています。だからこの地にあった美味しい作物を生産できるのです。
南アルプスの絶景を楽しみながら、下栗の風土を味わえた2時間の農業体験でした。

(生徒の感想から)
〇 ジャガイモ掘りは、久しぶりでした。暑い中、同じ姿勢でずっとやるので、立つときが大変でした。また、農業は手間のかかる仕事だと思いました。手間をかけるから美味しいジャガイモが収穫できるのだと思いました。
〇 農業の大変さが少しわかりました。また作物への愛情のかけ方が大切だということも教えていただきました。
〇 高級なジャガイモだと言われて、掘るのがすごくプレッシャーになりました。掘るのは意外と簡単だったけど長時間やっていると腰が痛くなりました。

 

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「インターンシップを通して地育力・生涯学習について考えたこと」 ~愛知学院大学生インターンシップ~

掲載 08 18 2010

7月31日から10日間に渡り、愛知学院大学3年生のM君が、飯田市教育委員会でインターンシップを実施しました。
飯田市出身のM君はとても明朗快活な青年で、中学時代に3日間の職場体験をしたことが思い出に残っているようです。
教育委員会を中心に実施したこの10日間のレポートをまとめていただきましたので、紹介します。

インターンシップを通して地育力・生涯学習について考えたこと

愛知学院大学3年 M

今回、10日間生涯学習・スポーツ課地育力向上係の方でインターンシップを行わせていただきました。今回インターンシップをしようと思った理由としては、市役所の仕事について自分自身で体験したいと思ったこと、さらにその中でも教育分野に興味を持っていたので具体的にどのような活動をしていて、また市民の方にどのように関わりをもって活動をしているのか知りたかったためです。僕は地元出身なのでこの町で一通りの教育を受けてきました。しかし、インターンシップを行い様々な学習講座やイベントなどに同行、参加させていただき、まだまだ知らなかった活動をしていると驚きました。

img_6299例えば、おもしろ科学工房という科学実験講座を開講しています。子ども達に科学の不思議や驚きに触れてもらい、科学への興味や関心を高めることを目的にして活動しています。この講座の前身は小学校などを回りながらの科学実験の授業であったそうで、僕自身小学校時代に科学実験を受けていたことを思い出しました。このような自分の経験からも科学の不思議に触れ、興味を持つきっかけとなっていたと思います。今回は講座の準備などに参加しました。子ども達が実際講座を受けている様子を見て、どの子ども達も目を輝かせていて学校ではなかなか教えてもらえない内容、分野に対して興味をもつきっかけとなっているんだなと実感しました。

img_3182また中学生あるいは小学生の職場体験を行うにあたってもバックアップをして協力しているということも分かりました。飯田市の中学校ではほとんどの中学校で職業体験を行っています。インターンシップ中にも小学生の職業体験を見学、反省会に同行させてもらいました。反省会では、1日の体験をまとめて発表を行っていました。発表などを見ていて職場体験をすることによって仕事に対してのやりがいや興味を育てるといった点に関して、とても大きな役割を果たしていると改めて感じることができました。

img_3024その他、飯田市は三重県の伊勢市と小学生同士の交流会が、30年あまり続いていて、その交流会にも同行させていただきました。今回は伊勢市の子どもが飯田市に来てもらうということでラフティングや水引の体験、そしてそれぞれの地元のことについて発表会を行ないました。発表するにあたり自分の住んでいる地域のことを見直すことができ、また違う地域のことを知る、触れ合うことによって地元のことをより深く知ることができるんだと思いました。

このような体験に同行し、様々な活動を行っていることが分かり「地育力」と生涯学習の大切さや必要性を感じました。「地育力」という言葉自体も今回初めて知ったのですが、体験学習などを通して飯田の良さを伝えて将来的に飯田に住んでもらうという試みは、学校という場所ではなかなか制約も多く難しいところも多いと思います。なので、そのような活動を行政として行っていくと言うことはとても良いと思いました。また、このような活動は子どもの時にこそ体験させることで将来的な糧となっていくと思います。このような体験学習などが行われているということはあまり知りませんでした。また、他の市民の方も知らない人が多いかと思います。しかし、このような時代だからこそ地元に目を向けていく必要があると思いました。学べる場、参加できる場は十分に用意されているので、市民の皆さんが積極的に参加してもらえるようになるといいなと思いました。

僕自身現在大学3年で就職活動が始まろうとしています。いろいろと職業のこと、将来のことなど考えていますが、小学生、中学生当時にこのような活動を行っていると知っていれば、何かしら参加でき、今以上に将来に対する選択肢、広い視点を持てたかもしれないと感じます。なにより、子どもの時体験したことは本人にとってすべての基盤となると思うので、多くの経験を積む機会を大切にしてほしいと思います。

 

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「親子で行く。地元産業見学ツアー」 ~テーマは「流通」~

掲載 08 17 2010

夏休みのイベントとして定着してきました「親子で行く。地元産業見学ツアー」が、今年も8月2日(月)に開催されました。多くの応募の中から、幸運にも当選された18組44人の皆さんが参加し、1号車・2号車の2台のバスに分かれて移動です。

p1070208今回のテーマは「流通」です。
朝7:30。最初に訪れたのは「飯田青果」です。西瓜や桃など、たくさんの地元産野菜や果物のせりが行われていました。
「エーコレ 玉大 玉大 エーコレ 玉大(西瓜のときに言っていました)」
というせり人の威勢のいいかけ声で、せりがスタートします。p1070211「手やり」と呼ばれる手で数字を表す動作とともに、どんどん進んでいきます。買い手の皆さんの表情は真剣そのもの。せりの前に果物を手にし、入念に品質を確認している姿も見られました。朝早くから戦場と化した市場の様子に、子どもたちも保護者の皆さんも呆気に取られた様子でしたが、普段小売店に並ぶ野菜や果物が、このようにして農家から卸売市場を経由してきていることを理解できたと思います。

p1070226続いてお邪魔した場所は、松尾にある「野々村水引店」
参加者の皆さんはこれまで、水引で作られた美しい作品を目にしたり、水引を使って淡路結びなどを体験したりする機会はあったようですが、水引そのものが作られる工程を目にするのは今回が初めての方が多いようです。
p1070232野々村さんの説明を聞きながら、大きな紙のロールが細く切断されるところ、そのロール紙を機械にセットし機械によってねじられて細い水引の糸となっていく様子、糸に色やラメが付けられる様子など普段よく目にする水引が、どのようにして作られているのかを知ることができました。p10702361
また別の建物の中では、野々村さんの息子さんが、約30mの長さに束になって張られた糸を道具を使って扱いていました。この扱きをすることによって、水引にツヤが生まれるそうです。参加者の皆さんは、かなり興味深そうに見学していました。

午前中の最後は、川路にある「かぶちゃん農園」です。
p1070248最初に相談役の村上さんから、かぶちゃん農園の会社の概要と販売している製品についてのお話がありました。
「市田柿」を中心に、様々な商品を開発し、販売している会社であることは皆さん既にご存知のようです。お話の最後には、「高齢化などで捕り手がなくなった柿の木の柿も活用して!」p1070254との要望も出され、「最大限がんばっていきます!」と力強くお答えくださいました。
その後工場を見学すると、ちょうどブルーベリーの選別作業が行われていました。室温を13℃以下に設定された工場の中での作業は、長袖を着ているとはいえとても大変そうです。

11時30分となり、お楽しみの昼食の時間となりました。会場は、工場の隣にある「かぶちゃん農園食堂」です。
バイキング形式の食堂に、参加者の皆さんが一斉に行列を作り、いまかいまかと待ち構えています。それぞれが思い思いのメニューを手に取り席につくと、皆さん笑顔で食事をされました。

p1070262食事が終わり、いよいよ最後の見学場所「キラヤ」に向かいました。
1号車は「黒田店」、2号車は「高森店」に分かれての見学となりました。
地育力スタッフが同行した黒田店では、まず最初に普段入ることができないバックルームに入らせていただき、豚肉を機械でスライスする様子を見学しました。p1070282参加者の皆さんは、豚肉を機械で切っていることに少し驚いた様子。子どもたちは、均等にスライスされて出てくる豚肉を、顔を寄せて間近で見入っていました。
続いて魚のコーナー。まずは従業員の方に新鮮な鯖をさばいていただきました。そして、
「みんなに蛸を切ってもらおうかな」
p1070286と言われ、交替で包丁を手にして蛸の足を切っていきます。切り終わると、
「ちょっと1~2分待っててな。唐揚げにしてくるでな」
と別室に移動されました。すこし待っていると、おいしそうな匂いとともに揚げられた蛸が戻ってきました。みんなで「おいしい、おいしい」と頬張りながら、最後の「ピザ作り」の部屋へと移動です。

p1070307ピザ作りの会場では、生地を伸ばすところを従業員の皆さんに見せていただき、既に発酵した生地の上に、思い思いのトッピングをしていきました。
トッピングが終わると後は焼きあがるのを待つだけです。しばらくするとオーブンの中から焼きあがったピザが出てきました。
p1070311「今晩のおかずにします~!」
とうれしそうに、皆さんお持ち帰りになりました。

「流通」をテーマとした今回のツアー。
私たちは普段、お店に行って物を買い消費するという生活をしていますが、その裏には、遠方からあるいは地域内で物流という流れがあります。そして、常にそこで働いている方がいらっしゃるということをこのツアーで改めて認識できたと思います。
参加者の皆さんは、これからお店で物を買うとき、「この商品はどのようにしてここに来たのか」ということと流通に携わる皆さんへの感謝の気持ちを、今まで以上に持っていただけるのではないでしょうか。

参加した保護者の皆さんからは
 「地元の企業を知ることができ、普段見学できない所を沢山見せて頂き勉強になった」
 「地域のお店(企業)にもっと関心を持っていきたい」

 といった声が寄せられ、

子どもたちからも
 「いろんな知識が増えてよかった」
 「親子で、ここはこうなんじゃない?とか話ができて楽しい1日だった」

こんな感想をいただきました。

 

 

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「未来のマイスターは君だ!」 ~シチズン平和時計㈱親子体験講座~

掲載 07 30 2010

p1070122今年で6回目を迎えたスーパーサイエンス推進事業『未来のマイスターは君だ!』は、7月24日(土)にシチズン平和時計㈱本社工場で行われました。
今回も多くの皆さんのご応募をいただき、抽選の結果15組36名の皆さんが選ばれました。

過去5回の講座では、子どもたちにも簡単に体験できるようにと腕時計の電池交換が行われてきましたが、会社の方からのご提案で、今回の講座からは「腕時計キット」を使って実際に腕時計の組立てに挑戦してみることになりました。
従業員の皆さんにとっても初めての試みです。小さな部品を扱う作業が小学生でもできるのだろうか、時間内に終了するのだろうか、といった不安を抱えてのスタートとなりました。

p1070125会社説明、工場見学のあと、「時間と時計のしくみ」について勉強しました。
時間については、「日本標準時」のことや「うるう年」「うるう秒」の存在と意味を勉強し、地球の公転周期が1年365.2・・・日であることを知りました。小学生には少し難しかったかもしれませんが、男の子も女の子も興味深く聞き入っていました。

p1070133続いて時計のしくみについては、電子回路とコイル、ローター等が組み合わさってできている「ムーブメント」の中身をわかりやすい図式で説明していただき、さらには電子回路の流れやモーター等についても詳しく説明していただきました。

時間と時計の知識を得て、いよいよ実際に時計の組立体験の始まりです。

p1070139それぞれの机の上には、ムーブメントや文字盤をはじめ、小さな小さな時針・分針・秒針が置かれています。スタッフの皆さんが全員白衣を着用し、更に会場内の緊張感が高まります。
子どもたちは、キズミと呼ばれるルーペを頭に装着し、恐る恐るムーブメントを除き、針を装着する箇所を確認していました。先ほどの工場見学のときにp1070166見たマイスターと同じ姿です。
はじめに文字盤に絵を描きました。この作業がオリジナル時計の象徴ともいえます。ハートマークに自分の名前を書く女の子、得意のバスケットボールを中央に描く男の子、さくらんぼや星、亀など思い思いの絵が描かれていきます。

そして、いよいよ針の取り付けが始まりました。

「針がまがっちゃった!どうしよう・・・」

「落としちゃった。どこにいった?」

p1070182やはり小学生には難しいようです。お手伝いしている保護者の皆さんもかなり苦戦していました。ピンセットを使用しキズミで確認しながら、時針・分針・秒針と徐々に取り付けられていき、そしてリューズをはめ込みます。そのリューズをカチッと押してみると、チクッとチクッと秒針が動き出しました。

「やったぁ!うごいたぁ!」

p1070189最後は、スタッフの皆さんにカバーやベルトの取り付けを手伝っていただき、オリジナル腕時計の完成です。子どもたちは、それぞれ完成した時計を腕にはめ、お父さんやお母さんたちに自慢げに見せていました。
今までの電池交換という作業も、普段なかなか自分で行うことがないので、とても新鮮で感動します。しかし、今回のキットの組立は、電池交換よりも更に難易度が高く、相当集中して行わないと完成に至りません。
p1070193そうした苦労の部分と思い思いの絵を描いたオリジナル性が、より高い感動を生んだように思います。

 

 

参加者の感想です。

(子ども)
〇 はりを二回も付けなおしたけど楽しかった。リューズをかちんと音を出すまで押すのが少し緊張した。
〇 すごく細かくて大変だった。でも完成して、世界に一つだけの時計ができてよかった。
〇 つくっているとちゅうで、はりがなくなってたいへんだった。
〇 とけい作りは、きようじゃないとできないと思いました。

 (大人)
〇 地元の企業が行っていることがわかってよかった。こだわりを持って時計が作られていることがわかった。
〇 時計の針をつけることは、とても大変なことだと知った。子どもたちは集中して組立に取組んでいてよかった。
〇 針が曲がってしまい、取り替えてもらったりして苦労したが、秒針が動いたときとてもうれしそうだった。
〇 時計を作ることがこんなに難しいとは思わなかった。オリジナル時計はすごくいい。

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