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飯伊地区社会教育委員活動集から

掲載 02 25 2010

飯伊地区社会教育員活動集の中から、飯田市社会教育委員の報告を掲載しました。

社会教育委員の皆さんの活動から様々な視点でご報告頂いております。当市の社会教育の多様性を表す内容となっております。ぜひご覧下さい。

社会教育委員は、社会教育法第15条の規定により制定された飯田市社会教育委員条例により基づき設置されているものです。

任期は2年、学校教育及び社会教育の関係者、家庭教育の向上に取り組む活動を行う関係者、学識経験者の中から委嘱しております。
現在は平成21年4月1日から平成23年3月31日の任期で10名の方に委嘱されております。

平成21年度飯田市社会教育委員会議の活動について(PDF:418KB)

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「御柱に木遣りを唄いたい」 ~竜東中1年生・木遣り唄の練習に励む~

掲載 02 23 2010

今年は、七年に一度の大祭「御柱祭」が諏訪地方を中心に行われますが、飯田下伊那地区でも3月下旬から4月にかけて御柱祭が行われます。飯田下伊那地区で御柱を行う神社は28社ほどあるといわれています。

2月16日、竜東中学校で御柱で唄われる木遣りの学習会が開かれました。
千代地区では、4月に野池神社で御柱祭が行われますが、竜東中の1年生は、その御柱に参加し木遣りを唄いたいという願いをもっています。

p1030825学習会には、講師として野池地区の山田さんと北澤さんが招かれました。
最初に山田さんから、千代の木遣り唄の話がありました。
木遣り唄は、木を曳く時に、曳き手に元気が出るようにするための唄であること、野池の神社は、高いところにあり強い力で引っ張り上げなければならないので、力強い唄が必要であること等のお話がありました。
北澤さんからも、
「昔から『木遣りなくして、御柱なし』といわれているように、木遣りは、御柱の花なんです。力強い木遣りを唄ってほしい」
と激励の言葉がありました。

img_1645木遣り唄の練習に入りました。
昔、唄われた正調の木遣りを録音テープで聞きました。そして、山田さんが現在唄われている木遣りの唄を披露してくれました。校舎中に響くような大きな声で、力強く唄いあげます。迫力のある歌声に、生徒たちは圧倒されていました。
山田さんの唄に続いて、生徒たちも唄います。山田さんの声に負けないような響きのある声です。またみんなの声が揃っています。今まで一生懸命練習してきた成果が伺えます。山田さんや北澤さんも満足気な様子です。
山田さんからは、
「大変良く声が出ている。狭い教室なので響きはよいが、外では雰囲気が違うから、本番ではもっと気合いを入れて唄って欲しい」
との話がありました。また、
「フレーズの語尾を上げて唄うと、曳きやすいよ」
とアドバイスをされました。

img_1643練習が再び始まりました。当日は4つのグループに分かれて唄います。グループごとに交互に唄っていきます。フレーズの語尾の上げ方も工夫しています。伸びやかな声が、校舎内に響いています。

 

p1030830練習が終わり、一人一人が本番への決意を語ります。

・外では、人のざわめきもあるのでもっと大きな声を出すようにしたい。
・一人一人の声が大切だと思った。一人一人が大きな声を出して曳く人に聞かせたいと思う。
・曳く人に気合いが入るように、本番では頑張りたい。

約30分程の練習でしたが、山田さんの木遣りを聞いて、当日に向けてしっかりした目標ができたようです。山田さんからは、
「午後の出発の時には、ぜひとも中学生に木遣りをかけてもらいたい(唄ってもらいたい)」
と祭りの中での役割も伝えられました。

千代の野池神社の御柱は、4月11日に行われます。竜東中学校の1年生は、地域の一員として祭りに参加します。中学生の木遣りが、大いに祭りを盛り上げてくれることと思います。

〔 野池神社 御柱 木遣り唄 〕
 エートオー お願いだ     (おねがいイイだ) 
 エートオー 力を合わせて  (力を合わせてエエ)
 エートオー お頼みだ     (お頼みイイだ)
 エートオー 乗りかけた    (乗りかけエエた)
 エートオー 引いたりしょう  (引いたりイしょう)
 エートオー 出かけるぞ    (出かけるウウぞ)
 エートオー 皆様お願いだ  (みなさまおねがいイだ)
(竜東中生徒用・木遣り唄歌詞より)

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「再会を喜びながら」 ~浜井場小5年生「ふるさと体験」感謝の会~

掲載 02 22 2010

浜井場小学校の5年生は、本年度「ふるさと体験」で遠山郷へ行きました。下栗地区や木沢地区の農家に宿泊したり、12月には木沢地区の霜月祭にも参加しました。

2月16日には、ふるさと体験でお世話になった皆さんを招いて、感謝の会が浜井場小学校で開かれました。
img_2017午前10時、下栗地区・木沢地区の皆さん方がマイクロバスで浜井場小学校へ到着しました。玄関前で到着を待っていた子どもたちが、バスへ駆け付けます。そして、バスから降りてきた皆さんと、手を握り合って再会を喜び合っています。子どもたちの温かな出迎えに感激して、涙ぐんでいる皆さんも見られました。
「元気だったかな」
「今日は、ありがとうございます。」
「とても楽しみにしてきたよ」
「楽しんでいってください」
そして、手を繋ぎながら会場となる体育館に入場してきます。

感謝の会が始まりました。
始めは校舎案内です。一人一人が考えたコースでお世話になった皆さんを案内します。
「ここが私の好きな図書館です」
「この部屋は校長室です。今日は、校長先生はおられません」
とても分かりやすく案内をしています。そして、
「ここは段差があるので気をつけてください」
「この廊下は滑りやすいです」
と心遣いも見せてくれます。またお年寄りの手を引いて階段を上っている児童もいました。

p1030809そして、ふるさと体験で学んだ学習発表が始まりました。
最初は、ふるさと体験を題材にした俳句の発表です。一人一人が大きな紙に書いた俳句を、元気の良い声で発表します。参加された皆さんからは、一人一人の発表に拍手が送られます。そして、時折「いいねえ」「すばらしいね」などの感嘆の声も聞かれます。

(子どもたちが作った俳句から)
 ◎ 湯をわかし 願いを込めて 神を待つ
 ◎ ほめられて 笛吹く息に 気合い入れ
 ◎ どこまでも 木沢を包む 星月夜
 ◎ 裏山の 散歩で一つ 柿甘し
 ◎ 笛太鼓 吹いてたたいて 面踊る
 ◎ 雨上がり 土から顔出す ジャンボカブ

img_2031続いて交流会が行われました。
グループごとに、百人一首や昔の遊びを一緒に楽しみました。百人一首では、上の句を読んだだけで素早く札を取る子どもたちの姿に、参加された皆さんもびっくり。
「一枚も取れんわ」
と言う参加者に、子どもたちが読まれた札を教えてあげる一幕も。
和やかなうちに、いろいろな遊びが登場してきます。交流会の後半では、折り紙や剣玉も登場。グループの中で、お互いに教え合う姿が見られました。

昼食の時間になりました。
保護者の皆さんが作ってくれたカレーに舌鼓。そして、お世話になった皆さんとの会話が弾みます。
「霜月祭で笛をがんばったね」
「とても面白いお祭りだったです」
「また、ブルーベリーを採りに行きたいです」
「今度は家族で採りにきてな」
ステージでは、子どもたちのかくし芸が始まります。手品、物まね、落語、一輪車、縄跳び、バスケットボールなどです。子どもたちの可愛い出し物に、招待された皆さんは大喜びでした。

img_2033最後は、再びふるさと体験で学んだことの発表。
霜月祭で演奏した舞の曲を、笛や太鼓で演奏しました。笛は木沢の松下さんが作られたもの。2ヶ月前の霜月祭を思い出しながらの演奏です。5年生全員の息が揃った演奏にじっと聞き入る参加者の皆さん。子どもたちの上達ぶりに、目を細められていました。

10時半から始まった感謝の会。あっという間に4時間が過ぎていきました。この日のために長い期間をかけて準備してきた子どもたち。子どもたちが自主的に企画し、招待者のために工夫を凝らした感謝の会。お世話になった皆さんに、子どもたちの気持ちがしっかり届けられた会でした。

いよいよお別れの時間になりました。
体育館から、マイクロバスまで子どもたちがお送りします。お招きした皆さんに、一人一人が寄り添い別れを惜しみます。再会を約束しているグループもあります。
img_2047「霜月祭にまた来てな」
「6年生になっても頑張ってな」
バスに乗ってからも、手を振り声を掛け合っています。さらに、昨年お世話になった6年生も駆けつけ、バスの周りは大混雑となりました。
そして、バスが動き出しました。バスを追って手を振っている子どももいます。
img_2050バスに乗った皆さんからも、いつまでも大きく手が振られていました。

またの再会を楽しみにして、感謝の会が終わりました。
今までの交流で培った絆の深さを、お互いに確かめ合えた一日でした。

 

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「小さな箱の中は小宇宙」 ~シチズン平和時計親子体験~

掲載 02 19 2010

2月13日(土)、飯田市下殿岡にあるシチズン平和時計㈱で、親子体験講座『未来の“マイスター”は君だ!!』が行われました。
今回は、例年以上に申し込みが多く、約2倍の競争率の中、運よく当選された15組のご家族が参加されました。

p1060548「温暖化という病気で、熱を出して苦しんでいる地球の熱を下げるために、今日からできることを一つでもいいから見つけてほしいんだ!」

シチズンのかわいいキャラクター「エコッチ」が登場。
「地球さんはやく元気になってね」という絵本で、会社の歴史や、会社が取り組んでいるエコロジー活動などの物語が始まりました。
p1060549今、平和時計では、地球に優しい「エコドライブ」という時計を作っているそうです。

「エコドライブは、光で動くため電池交換の必要がありません。使い捨ての電池がいらないんですよ!」
「時計を作るとき、省エネ・省資源・省スペースということにも積極的に取り組んでいるんです」

子どもたちには、ちょっと難しい言葉だったようですが、社内全体で使っていない電気を消したり、物を小型化したりリサイクルすることで資源を節約していることを教えていただきました。

p1060561続いては、時計のしくみや時間について勉強する時間です。
お話の中では、「電気を流すと水晶振動子が1秒間に32,768回震えることを活用した『1秒の作り方』」や、「2009年1月1日は8時59分60秒があった!という『うるう秒』」について、また、電波時計の電波を送信する送信局のお話など、大人でも知らないことばかりで、とてもいい勉強ができました。

p1060587工場見学では、1個数十万円もする高級腕時計を組み立てている“マイスター”の皆さんの仕事ぶりが見られました。
肉眼では組み立てるのが困難なため、まるで顕微鏡のようなルーペを通して手作業をされていました。細部までは見られませんでしたが、とても神経を使う仕事であることが伝わってきて、あらためて“マイスター”の皆さんのすごさ、存在感を感じました。

工場見学のあとは、いよいよ腕時計の電池交換体験です。
マイスターの皆さんをはじめ、従業員の皆さんのご指導のもと、電池交換が始まりました。

p1060612「電池が見えた!」
「コイルってこれだよね!」

子どもたちは、初めて見る時計の中身に感動している様子。一つのことをお父さんお母さんと協力しながら作業を進めている姿は、会話は少なくとも親子のふれあいの深まりを感じます。
p1060616電池交換が完了し、秒針が動き出した時計を見た子どもたちは、「動き出した!」と、とてもうれしそうに腕にはめていました。

「腕時計の小さな箱の中には、人の知恵がたくさんつまっています」
「腕時計の小さな箱の中は、小さな宇宙が広がっているんです」

冒頭に教育長とシチズン平和時計の代表の方からのお話がありました。
腕時計の裏側を開けたとき、子どもたちは、それでも目に見えないほどの小さな部品ひとつひとつの動きを思い描きながら、その箱の中につまった人の知恵や小さな宇宙をもイメージしたことでしょう。

参加者の皆さんの感想の一部です。

◎大人
・小さいころから動かなくなったおもちゃなど、ドライバーで分解し、元に戻すという作業をよくしていました。これから、自分でも時計の電池交換ができるとうれしいです。
・時計内部の部品の精密さ、細かさ、高級時計を手作業で組み立てているのに驚きました。
・会社の皆さんに親切にしていただき、ありがとうございました。子どもがこの会社に入れればよいのですが。
・毎日の生活の中で、切っても切れない時間や時計について、いろいろな面から知ることができてよかったです。

◎子ども
・むずかしいことをいつもしている会社の人は、すごいなぁと思った。
・ここのかいしゃは、いろいろな時計があってかっこよかったです。
・時計の修理をしたいと思っていたので、今日できてよかったです。今度は、時計を始めから作る体験をしてみたいです。

 

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『体験学習を今後の生活につなげ、自己肯定感を育むキャリア教育』

掲載 02 17 2010

飯田西中学校 中島博文教諭の研究論文が、

『第25回 東書教育賞』「奨励賞」を受賞されました。

テーマは、

『体験学習を今後の生活につなげ、自己肯定感を育むキャリア教育』

~「大変そうなのに、なぜ、ずっと続けてくることができたのだろうか」の追究を通して~

 

本文は、次のPDFをダウンロードしてご覧ください。

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「年代、性別などを問わない生涯学習の観点で」 ~親池会による男性料理教室~

掲載 02 16 2010

市内の60歳以上の男性で構成されている「親池会」では、2月9日(火)に“なっとう作り教室”を開催しました。
「親池会」は、かつて「さんとぴあ」で行われていた男性の料理教室が発端で生まれ、いまや自主的な活動をされているグループです。
今回、この教室を開催することになったのは、旭松食品(株)協力のもと、当教育委員会で開催している“なっとうのねばねばのなぞを探ろう!”の記事をご覧になったメンバーの方が、親池会でもやってみようと思い立ったことがきっかけでした。

img_1947講師には、旭松食品(株)食品研究所の研究員の方をお招きし、まずは納豆ができるまでの勉強会を行いました。
【 洗浄 → 浸漬 → 蒸煮 → 菌接種 → 盛込み → 発酵 → 後熟 】という、順を追った説明に加え、
「うちの“におい控えめ納豆”は、実は、20℃以下では活動が止まる納豆菌が使われているからなんです」
「家庭でこたつなどに入れて40℃~42℃を保ってもらえば、十分納豆ができます。ただし、炭こたつや使い捨てカイロのように、酸素を使いながら熱を発するものは、大豆と酸素の取り合いになってしまうため上手にできません」
などと教えていただき、感心したり驚いたりの連続でした。

img_1961勉強会が終わると、次は料理教室です。
今日のレシピは、「納豆ツナマヨ炒め丼」と「納豆と豆乳のスープ」です。
さすがに年間10回程度の活動をされているというメンバーの皆さん。多少焦がしてしまったり、鍋が沸騰してあふれてしまったりということはありましたが、慣れた手つきで料理が進んでいきました。

img_198330分程度で料理も出来上がり、次は、蒸した大豆に納豆菌をふりかけて、納豆作りに挑戦です。
「大豆に納豆菌以外の菌が入ると、食中毒にもつながりますよ。だから、なるべく口を開かずに作業をしてください」
と注意を促され、皆さん黙々と大豆をかき混ぜたり、パック詰めをされていました。
1人4パック作った納豆は、2パックを旭松食品さんで発酵していただき、残り2パックは自宅で発酵に挑戦されるそうです。自宅で発酵させたものは、果たしてどんな状態になるのでしょうか。結果が楽しみですね。
納豆作りの作業が終わり、先ほどの料理の試食会で今日の教室は終了となりました。

img_1997前述のとおり、今回の教室は、当教育委員会が実施している事業がきっかけで開催されました。このようにひとつの事業が、子供たちだけでなく、いろいろな年代の皆さんに広がっていくことは大変すばらしいことだと思います。
私たち教育委員会の事業は、ともすると子供たちばかりに目が向いてしまいがちですが、今一度生涯学習の観点に立ち、年代、性別、立場などを問わない幅広い視点で、地域教育活動を考えていかなければならないと感じました。

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「神になった子どもたち」(浜井場小6年生) 動画で紹介します。

掲載 02 12 2010

昨年12月5日(土)に、浜井場小学校6年生が参加した上島「白山神社」の霜月祭の映像を紹介します。

一昨年、ふるさと体験学習で訪れた遠山地区の皆さんとの交流が発展して、今年も霜月祭に参加したいと、保護者と子どもたちが自主的に参加した上島「白山神社」の霜月祭の映像です。

学校の授業として関わったことがきっかけとなり、地域の皆さんと共に霜月祭を支えようと考えた子どもたち、保護者。そして大切なお祭に迎え入れた上島地区の皆さんをご覧ください。

※携帯ではこちらから

子どもたちが参加した「霜月祭」の様子は、こちらの記事でも紹介しています。

「霜月祭」については、遠山郷観光協会のホームページをご覧ください。

 

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「一人一人が堂々と学習成果を発表」 ~千栄小学校の学習発表会~

掲載 02 08 2010

平成21年度もあと二ヶ月余。学校では一年間のまとめの時期になってきました。
1月27日には、千栄小学校で学習発表会が行われました。
児童数は23人。しかし、体育館には多くの人たちが集まっています。保護者の皆さん、祖父母の皆さん、保育園の皆さん、そして地域の皆さん方が大勢来ています。

第一部は、音楽の発表。一年間の音楽学習の成果の発表です。
最初は、全員で「世界がひとつになるまで」の斉唱。23人の澄んだ声が一つになって、体育館に響きます。
続いて、1・2年生の合唱奏。呼び掛けや動きを付け加えながら、元気よくまた可愛く歌い上げます。子どもたちの可愛いしぐさに、会場からも笑い声が。
そして、3年生以上は、合奏で「ルパン三世のテーマ」です。劇も加わり、賑やかな演奏。難しいリズムも先生の指揮に合わせて、見事に奏でます。
つづいてリコーダーで「テルーの唄」の演奏。「ルパン三世のテーマ」の演奏と違って、しっとりと心地よい響きです。
p1160021そして最後は、先生方の演奏です。演奏の前に、先生方の劇。演奏する曲の「手紙 拝啓十五の君へ」にちなんで、中学校の教室風景を演じます。中学生に扮した10名の先生方に、子どもたちは大喜び。会場内は、大爆笑に包まれました。そして、先生方の歌声が体育館に響きます。先生方の歌声を、子どもたちは真剣に聞き入っていました。

p1160061第二部は、学習発表。ここでは、一年間の体験活動の発表です。
1・2年生は、「わんぱく千栄たんけんたい」と題して、生活科などで地域へ出かけた学習を発表。「太田農園へ行ってヤギを見たこと」「竹いかだを作ったこと」「サトイモを育てたこと」「ウコッケイを見たこと」などを呼びかけや描いた絵を使って発表しました。一人一人がとても大きな声で、堂々と発表しています。この一年間に、心に残るようなたくさんの体験をしたことがよくわかりました。
p11600783・4年生は「みどりの少年団」の活動を、楽しい劇を交えながら発表しました。「キノコの植菌をしたこと」「炭を焼いて販売したこと」「学校へ泊まったこと」「星見の会をしたこと」「和城沢川の浄化について」などを、とても生き生きと発表していました。和城沢川の浄化については、看板を立てたりゴミをとるためのネットを張るなど浄化のために工夫した活動の紹介がありました。聞いていた地域の方々は、「小学生はとてもいいことをやっとるな」と感心されていました。
p11600815・6年生は、上久堅小、千代小と合同で行った「ふるさと夢学校」の発表です。「農家へ泊まったこと」「天竜川でラフティングをしたこと」「かわらんべで遊んだこと」などを、作文で発表しました。児童の発表からは、様々な体験を通して、3校の交流が深まったことがわかりました。一人一人がなるべく原稿を見ないで発表しようと、一生懸命頑張っている姿に心を打たれました。

約2時間にわたる発表会でしたが、どの学年も大変素晴らしいできばえでした。一人一人の発表も良く聞こえ、一生懸命の演技を見せていました。みんなで一つのものを創り上げる喜びと、たくさんの人の前で演じる緊張感と楽しさを味わったことと思います。

会場となった体育館には、画家の林和緒先生の180号もある絵画が飾られ、会に招かれていた林先生も子どもたちの発表に目を細められていました。
また、地域の皆さんからは、「子どもたちの一年間の成長はすごいな。みんな立派だったな。」との声が聞かれました。
地域で子どもたちを守り育てようという心意気に包まれた小さな学校の学習発表会。
地域の皆さんは、子どもたちから大きな感動をもらい学校を後にしていきました。 

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「働くこと・学ぶこと・生きること」 ~飯田市キャリア教育推進フォーラム(3)~

掲載 02 02 2010

「結いジュニアリーダー」たちの出番が終わり、フォーラムの最後となる講演会の時間となりました。講師は、上田情報ビジネス専門学校(通称:ウエジョビ)の比田井和孝先生です。

dsc_0060「ウエジョビは、生徒たちに資格を取得してほしいんじゃありません。就職してほしいんじゃありません。幸せになってほしいんです!」

比田井先生の元気な声が場内に響き渡り、いよいよ『比田井和孝講演会 飯田市キャリア教育推進フォーラムスペシャル』がスタートです。

「6年前まで、私は、生徒たちに “資格を取ってもらいたい” “いい会社に就職してもらいたい” と思って仕事をしていました。でも、6年前にある方と出会って、考え方が変わりました。いくら資格を取っても、どんなにいい会社に就職しても、果たしてそれで幸せな人生と言えるんでしょうか。」

ウエジョビには、「就職対策授業」という授業があるそうです。でも、この授業では、生徒たちが就職するために、何をしたらよいかといった話は全くしないそうです。

「資格を取るためにとか就職するためにではなく、就職した後のことについて話をしています!その中で、生徒たちに3つの約束をしています。それは “あいさつ” “そうじ” “素直”。これを、徹底的に一生懸命やりなさいと言っています」

極当たり前のことですが、最近ではその当たり前のことができない人が多く、同時に、当たり前のことがとても大切だと感じる人も増えている時代であると、先生はおっしゃっていました。

dsc_0065講演の中盤では、先生が大好きだという「本田宗一郎」さんのエピソードや、ある鉄道会社の社長のお話などを織り交ぜながら、働く目的が、 “自分がもらうこと” になっている人と “他人に与えること” になっている人との違いで、人生が大きく変わるということについてお話いただきました。

また、後半には、先生の著書「私が一番受けたいココロの授業」にも掲載されている、ディズニーランドの「命のサイン帳」のお話もあり、会場のあちこちにすすり泣く姿が見られました。

先生は、この講演の中で、「幸せ」ということについて何度も触れられていました。

「周りの人から何かをもらうことばかり考えている人は、身の周りで起こることを必ず他人のせいにします。そういう人生は不幸です。もらうのではなく、与えようとすることが大切なんです。私たちは、 “周りの人たちを幸せにする仕事ができる人こそが、幸せになれる” と生徒に教えています。周りの人たちを幸せにするために、自分への見返りなど一切期待せずに他人のために何かを与えることができれば、必ず自分に返ってきますよ」

この世には「与える者は与えられる」法則というものがある。「やり方」の前に、ココロの「あり方」が大切であると強調されていました。

「ウエジョビでは、 “普段やらなければいけないことを、徹底的に誠意を持ってやりなさい!しかも、簡単なことほど” と教えています。この “簡単なこと” が、とても難しいんですけどね。でも、簡単なことをバカにする人で、難しい仕事ができる人を、私は見たことがありません!」

私たち大人も、背筋が伸びるようなお話をしていただき、自分自身の心のあり方、そして生き方を省みることができたように思います。

最後に、

「 “普通” ってどんなにありがたいことなのでしょうか。この世の中は、感謝の心であふれていたら天国なんです」

と「感謝の心」と「おもいやり」が大切であると締めくくっていただきました。

参加者の皆さんのアンケートの一部をご紹介します。

◎ ふるえました。人を連れてこなかったことに後悔しました。

◎ 「挨拶、掃除、素直」当たり前のことを当たり前と思わずやっていこうと改めて思いました。感謝される、喜ばれる仕事をさせてもらっていることにもっともっと自信をもって、どんどん 与えていきたいと思います。涙、涙で感動しました。ありがとうございます。ためになるお話を聞けて大感謝です。

◎ すばらしい講演でした。話されたことが素直に心に入ってきました。「挨拶、掃除、素直」を今まで以上に大事にしていきたいと思いました。「感謝の心」「おもいやり」とは、どういうことかが実感できました。比田井先生、本当にありがとうございました。立派な講師の先生を呼んでいただき感謝です。

◎ やはり「人に与えるものは与えられる」周りの人を幸せにするのが、仕事の本当の目的。そうすれば、すごいパワーが出てくる。これからもこういったお話を続けてください。そうすれば自殺者、ニート、人をだます仕事が減り、幸せな日本、世の中になっていくと思います。

◎ 短いと感じるよい話でした。お金のために働くのはみじめだと思いました。自分も親ですが、まだ親が生きているので感謝したい。泣けました。久しぶりに。もっと若いうちに聞けたらよかったのに。

◎ 先生の著書を既読ですが、直接お話を伺い感動を新たにし、何度も涙がこぼれました。今日ここに来ることができて、本当に良かったです。

◎ 今日のフォーラムも素晴らしかったですが、その後にこの講演が聴けて感動でした。キャリア教育と道徳教育のコラボレーションだったような気がします。これはキャリア教育の新しい展開でしょうか。来年度は、ぜひ本校の生徒にも比田井先生のお話を聞かせたいです。

◎ 一生懸命な語り、本気な講演こそが与える心でした。ココロの授業を受けているウエジョビの生徒がうらやましくなります。あたりまえのことを大切に思える心、簡単なことをばかにしない心、人間性を高める気持ちが自然とわいてきます。

◎ 比田井先生が話してくれた全てのことが、深く心に伝わってきました。とても感動しました。(中学生A)

◎ とてもすばらしかったです。いつも、毎日学校でしている掃除、挨拶だけど、とてもすごい、深いものだとわかったので、毎日人のために感謝と思いやりの心を忘れずにやりたいです。(中学生B)

◎ 一生の思い出になりました。ありがとうございました。(中学生C)

dsc_0071比田井先生の言葉は、皆さんのココロの深いところに響いたようですね。フォーラムのことは、ウエジョビのホームページでもご紹介くださっています。

『飯田市キャリア教育推進フォーラム』にご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。

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「働くこと・学ぶこと・生きること」 ~飯田市キャリア教育推進フォーラム(2)~

掲載 02 01 2010

「私の職場体験」に続いての発表は、「各中学校の特色あるキャリア教育の取り組みについて」の発表です。

竜東中学校の三石さんは、2年生全員で見学に伺ったシチズン平和時計(株)龍江工場の発表です。従業員の皆さんへのインタビューや、廊下の壁などに貼ってある貼紙を見て学んだことについて、

dsc_00371「従業員の方の、“働くことはきれいごとではない”という言葉や、“努力と工夫でこつこつ改善、品質にこだわる探究心”という貼紙を見て、働くことの大変さと厳しさを感じました。改善のための努力を怠らないことや仲間と働くことの大切さを学び、そして自らの職場体験に臨みました。私にとって働くとは、“今の自分を見て、改善して、成功・向上につなげること” “仲間、周りのみんなと協力して、社会を作ること”だと考えました」

と発表がありました。

dsc_0041飯田東中学校の黒澤君からは、伝統ある「りんご並木」の活動について発表がありました。

「1947年に起きた飯田の大火からの復興を願って作られたりんご並木の取り組みは、約60年にわたって受け継がれてきたもので、先輩方の苦労と多くの地域の皆さんの支えがあって続いてきています。この活動は、“やらされている活動”ではなく、“自分からやる活動”になっており、これが東中の伝統だと思います」

司会を務めている飯田西中学校の横田君からは、飯田市内でも先駆的な取り組みをしている西中のキャリア教育について発表がありました。

「1年生は農業体験、3年生は林業体験、そして2年生は5日間の職場体験をしています。僕は、文吾林造園(株)で5日間の職場体験をさせていただきました。2日目までは慣れない仕事の連続で、緊張したり疲れたりしました。3日目になると、行動にも少し余裕が生まれた気がします。4日目は、常に、作業が終わったら次にどのようなことをすればよいか考えて行動でき、職場の方に認めていただきうれしかったです。最終日は、自分が一人の従業員としての心を持ち、責任を持ってやろうと臨みました。仏教保育園で体験させていただいたジュニアリーダーのメンバーの一人である寺平さんは、“働くって、自分も満足感が持てることが大切だと思います。最後に別れが寂しくなる仕事って素敵だ”と言っていました」

こうした体験を通して、3人のリーダーたちは、「自分がやり遂げた喜び」「周りの方に認められた喜び」「お客さんに喜ばれたうれしさ」を感じ、感動を味わったようです。3人のこうした体験は、これから学校の生徒会を担う立場の2年生にとても意義深いものとなったと思います。

dsc_0042前半の最後は、遠山中学校の近藤君から、「地域におけるキャリア教育の取り組み」として、

「冬来ると 誰が告げつら北国の 時雨の雲に 乗りてまします」

 

この神楽歌に始まる遠山霜月祭の紹介と、昨年下栗地区で結成された“下栗拾五楽坊”の皆さんとの関わりについて発表がありました。

dsc_0054「僕は、南信濃の和田地区に住んでいますが、昨年、上村の下栗地区の拾五楽坊の皆さんから「下栗地区の舞いを舞ってみませんか」とのお誘いが遠山中学校にありました。下栗地区は、高齢化が進み、祭で舞う人たちが少なくなってきています。僕たちが参加することで、地域の人たちが元気になってくれたらと願い、参加することに決めました。練習は、本番に向けて夜間練習を5回行いました。穏やかな中にも厳しさがあり、祭りを大切にされている拾五楽坊の皆さんの強い気持ちが伝わってきました。祭り当日は、大勢の参観者の前で無心になって舞いました。舞いながら、千年もの間変わることなく受け継がれてきた伝統の尊さ、昔の人たちが厳しい自然の中で一生懸命生きてきた暮らしぶり、神を尊ぶ精神までも感じ取ることができたように思います。そして、僕も、この地で生きる一人であり、後継者であることを自覚しました

熱のこもった発表のあと、会場に駆けつけてくださった“下栗拾五楽坊”の皆さんをはじめ、遠山中学校の生徒、先生方と、霜月祭の舞を披露してくださいました。

映像はこちらです。

※携帯ではこちらから 

近藤君たちが、下栗の霜月祭に参加したことは、地域の皆さんに元気を与えたことと思います。同時に、近藤君たちも地域の皆さんから元気をいただいたことでしょう。

近藤君の発表と霜月祭の舞いを見て、地域の人々とのつながりを深く実感させられました。

ジュニアリーダーたちの活躍に、参加者の皆さんから多くのうれしい感想を寄せていただきました。一部をご紹介します。

◎ 中学生の学びの深さ、感性のみずみずしさに驚かされました。是非、その学びを日常の生活でも継続し、本物にそして身にしみたものにしていっていただきたいと願います。

◎ 中学生の素直な姿に感動しました。やっぱり中学生は地道に努力することが大切ですね。うまくいかなくてもいい、結果よりもひたむきに努力することだと、そのことが素晴らしいことだと気づいた生徒たちだったと思いました。

◎ 中学生の気づきは、ちゃんと的を得ていて、すごいと感動。改めて仕事の目的を考えることができました。未来を担う若きリーダーが育っていることを嬉しく思います。

◎ すばらしい活動だと思います。中学生の素直な感性は、本当に何が働くこと、人生にとって何が大切かをストレートにとらえています。大人の私も、もう一度、自分の仕事に対する心のあり方を見つめたいと思いました。

◎ キャリア教育の取り組みを自分たちの体験を通しての発表には内容の濃いものを感じます。やはり本気になった体験が感動を生み、自分自身に返ってくるということがよくわかりました。多くの生徒に、同じ場面に立たせてあげようと思います。体験と発表、場を与えると生徒はどんどん成長します。今日は、元気をもらいました。さすが飯田市の中学生。しとなっていますね。頑張れ中学生。

◎ 私は今中1で、中2になったら職場体験があるから、聞いていて、私も来年こんな風にたくさんのことを学べるのかなと思いました。どれもとても素晴らしい発表ですごかったです。ありがとうございました。(中学生A)

≪さて、いよいよ比田井先生の講演です。次号でご紹介します。≫

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