掲載 01 05 2009
12月18日(木)に、第5回みんなで子育てパワーアップ講座が開催されました。7月1日に第1回目を迎えてから、今回が今年度最終回となりました。
少し肌寒い曇りの日でしたが、大勢の方に参加いただきました。
今回は、飯田市公民館の社会教育指導員の大澤さんに進行を務めていただき、「飯田の地でつながろう!子育て仲間!」をテーマに、グループワークを行いました。
まずは「ブラジルの手遊び」で体をほぐしたあと、これまでの講座で1番印象的だったことを受講生に書いてもらい、ペアトークをしました。
広岡守穂先生の講座での「妻の自分育てを夫がバックアップする」という言葉が印象に残った人、市川望美先生の「今できることをする」「子育てはハンディじゃなくキャリア」と書いた人、本村栄次先生の「人を尊重する基本は聞く事」「逆転の発想」など、受講生にとって印象に残った言葉はさまざまですが、自分の子育てや人生に響いた言葉は確実にあったようです。
次に、グループづくりです。自分のニックネーム(名前が連想できないもの)を書き、大澤さんがニックネームでペアを発表し、相手を探すというユニークな方法です。
「〇〇さんと△△さん」「◆◆さんと☆☆さん」。
みんな自分のペアがどんな人だろうと、ドキドキです。相手を探しあてたところで、数組が集まってグループを作りました。
次はグループ名の決定です。「森のプーさん」「キャンディーズ」などのかわいい名前のほかにも「マンモズ」や「ザ・ドリフターズ」なんてのもありました(;^▽^)。
みんなで「自分の得意なこと」を出し合ったあと、「子育てをパワーアップする企画」をグループごとに考え、模造紙にまとめました。企画を考えるというのは、なかなか難しいものですが、先ほど書いた自分の得意分野を活かして、みんなでアイデアを出し合いました。
絵が得意な人、スポーツが好きな人、お笑いが好きな人など、企画の随所に盛り込まれています。遊びのコーナーがいっぱいのイベント『ふれあいぽんぽこ広場』、家族みんなで楽しめるテレビ番組『トトロテレビ』、親子でキャンプを楽しむ『子育てパワーアップキャンプ』などなど、短時間でしたが、みんなの多才なアイデアが満載の楽しい企画が出来上がりました。
「これ面白そうだね!」「絵が上手いな~」
お互いの企画に感心したり笑ったりして、みんなで品評会(?)です。
今年度初めての講座の開催で、当初は講師の選定や、受講者が集まるか不安がいっぱいのなかで始めましたが、子育てのヒントがほしい、仲間を作りたい、地域の役に立ちたいと思っている多くの方に関心を持って参加いただくことができました。うれしくもあり、行政の役割の責任も感じました。
この講座が少しでも皆さんの役に立って、さらなるパワーアップに繋がれば、うれしく思います。
「今できることから始めよう」の気持ちを大切に、来年度の講座へつないでいけたら、と思います。
掲載 12 19 2008
11月21日(金)に、パワーアップ講座の第4回が開催されました。
今回は飯田教育事務所の本村栄次先生を講師に迎え、『子どもの権利 わたしの願い』をテーマに講義とワークショップを行いました。
まずは、声を出さずにジェスチャーで自分の生年月日をお互いに伝え合い、全員が生年月日順に並ぶという方法でグループ分けをしました。みんな指を使って数字を相手に伝え合い、全員が並び終わったところで、1月生まれの方から正解を発表です。自信を持って並びましたが、前の人の答えを聞いて、「あれ~?違った!」と順番を入れ替える人がチラホラ。言葉を出さずに相手に伝えるのは難しいですね。
その後いくつかのゲームをしました。
『足し算トーク』―――じゃんけんで指を出し、その数を足して、その番号で用意されている質問(「好きな音楽は?」「最近うれしかったことは?」など)に答えます。
「今日、この研修が始まるときに考えたことは?」「人権がテーマなので、難しそうだな、と思いました。」「好きな音楽(歌・曲・アーチスト)は?」「ピアノが好きです」「へ~!」
『何ができるかな』―――2人1組になって同じ方向を向いて座り、後ろの人が前の人に指示を出してパズルを完成させます。
「台形のパズルを角が左下になる向きにして置いて、次に長方形のを・・・」後ろ側の伝える人は正確に伝えていたつもりでも、出来上がった形をみると全く違うものに・・・。
『逆転の発想』―――マイナスイメージの言葉を良く受け止めたて逆転の発想をします。「『気が小さい』を良いと捉えれば?」「繊細!」「優しい」。「じゃあ『臆病』は?」「控えめ」「慎重」「感受性がある」などなど意見がたくさん出ました。
本村先生は、「自分の気持ちを100%相手に伝える事は難しいこと。自分では、相手にきちんと伝わったと思っても、そうではありません。だから、聞く人を尊重して伝えてあげましょう。子どもの話を聞くときは、体を向けて聞いてあげてください。」とお話されました。
「子どもと正面から向き合うこと。」「相手の気持ちを考えてあげること。」大切だと分かっていても、人と話すときに自分本位になっていたり、忙しいと相手への優しさを忘れてしまいがちですよね。余裕のないときこそ、相手への優しさ、尊重を心がけたいものです。
掲載 10 27 2008
前日までの雨がうそのような秋晴れの空の下、もみじの紅葉が始まった野底山森林公園を会場に、『第3回 飯田市みんなで子育てパワーアップ講座』が開催されました。
子育て真っ最中のお母さんと、子育て支援に意欲をもつベテランの方々39人が、信州大学経済学部教授 古屋顯一先生の“遊びワールド”に仲間入り!
まず、上手な指導者は、①自分が楽しめる人(キラキラしている)②目的を見失わず、ゴールから考えて段取りができる人、というお話をうかがいました。
続いて、身体をほぐしながら自己紹介。2人から6人、最後は全員で手をつなぎ一つの輪に!先生よりテニスボールが渡され、「よーいスタート!」で1秒でも早く全員に回します。何回かチャレンジするうちに、時間が短縮され自分たちの設定した目標タイムに近づくと、歓声と拍手が沸き起こりました。同じ要領で、片膝ずつたたき隣へと連動していく【音のグラデーション】は、耳をすませ、神経を集中させ、隣の音を聞き素早くたたく。この頃には、受講者さんの動きにも機敏さが・・・
身体がめざめてきたところで外に出て、遊び全開!!
いくつかの遊びと様子を紹介します。
【6人で、隣でない人と右手、隣でなく右手もつないでない人と左手をつなぎ、絡まり合った手をほぐし輪にする】
「隣じゃない人だら…」 「はれ、手が1本余っとるよ~」 まず、指定された手のつなぎ方に悪戦苦闘。こんがらがった手をどうやってほぐしましょう。自然と司令塔となる人が、声をかけます。 「1番上の手の人がくぐってー」 「みんな低くなって!」 スムーズに輪になったグループは、他のグループの助言に向かいます。 「な~んだ、1人うしろ向いとってもいいのか…」 「できた!!」
【1人が擬態語(「トントン」「ブルブル」等)をジェスチャーで表現し、グループの仲間が当て、数を競う】
「エー、どうやろう?!」 「カンカン?なに?」 普段あまりやらない大きな動きが飛び出します。 「すごい!よくわかるな~」 「パスパス!」 「キャ~いそげ~」 知らず知らず夢中になり、グループの連帯感も高まります。
【ペットボトルの中にある物を、音を聞いて想像しグループで捜してくる】
みんなで耳をすませて音を聞き、空のペットボトルを持って林の中にgo! 「もっと軽い音かな?」 「これじゃない?」 「もう一回音を聞かせて」 「う~ん違うかな~」 「似とる似とる!これだよきっと」 「松ぼっくり、正解?」 「ワ~イ!」
【スケッチブックに貼られた枝や葉、木の実の構図を一定時間で覚え、力を合わせて同じ物を作る】
「分担して覚えまい」 「私ここだけ覚えるで!」 智恵を集めて分担作業。 「四つ葉のクローバーなんてないに…」 「くっつけりゃいいんな!!」 何の迷いもなく・・・さすがベテラン。 「もっと赤い葉っぱじゃなかった?」 「この葉っぱの向きどっちだっけ?」 「若い人覚えとるかなあ」 「わからん」 「・・・」 「やっぱり違っとった」 「惜しい!」 「記憶っていいかげんなもんだな~」
3時半ともなると、さすがに山は肌寒く上着が欲しいくらいでしたが、受講者のみなさんの感想には、“楽しかった!” “リフレッシュできた” “久々に童心にかえって夢中で遊べた” “さっそく明日から使いたい” とキラキラした言葉が綴られ、古屋先生の「遊び心や楽しむ心が大切」というメッセージをしっかり受けとめて帰られました。
自然の中に身をおき、受講仲間の皆さんと大声で笑い、話し、パワーの充電をした半日でした。
掲載 09 11 2008
9月1日(月)に松尾公民館にて、みんなで子育てパワーアップ講座の第2回が開催され、約30名の方が参加されました。
今回の講座は、東京都世田谷区で子育て支援事業を行う会社『アミーゴプリュス、LLC』の代表社員である市川望美さんを講師に迎え、『子育てはハンディじゃなくキャリア!』のテーマで講演とグループトークを行いました。
市川さんは、自身の子育て中に出会った子育て支援サークル『amigo』の活動に関わるうちに、「地域」や「相互支援」に興味を持ち、勤めていたIT系企業の総合職を辞し、『amigo』のスタッフとして活動を開始。その後「やりたいことをやり続けるための基盤」や子育て支援事業に新しい価値をプラス(プリュス)したいとの思いから、『amigo』の企画系スタッフの仲間と一緒に『アミーゴプリュス、LLC』を立ち上げ、現在代表として、産前・産後のサポート、地域の子育て支援のコンサルティングの活動をされています。
市川さんは、『amigo』に出会った当初に、サークルのスタッフの「困ったときはみんなで支えあえばいい。出来る事をみんなにやってあげればいい。」の考え方に感銘を受けたそうです。特別な資格がなくても、自分がやれることを相手に教えてあげる。相手が困っていれば自分なりの経験を伝えてあげる。自分がしてもらったことを相手にもしてあげたい。そんな「子育て“相互”支援」への思いから、活動に深く関わるようになったそうです。
「子育ては決してハンディではない。自分が何をしたいのか、どうありたいのかを考え、まず行動してみるのが大事。キャリアとは、人生や生き方そのもののことです。『みんなで一緒にやろう』の気持ちが大切です。」市川さんのお話に、受講生はメモを取ったり、うなずいたり、興味深く聞き入っていました。
講演後は、数名に分かれ、グループトークを行いました。「自分が今どんな状況にあるか(疲れている状態から元気な状態など)」の簡単なセルフチェックや、今回の講演についての自分の考えを持ち寄り、各グループの代表者が発表しあいました。「市川さんの前向きな考えや行動力がすばらしいと思った。」「要求するばかりでなく、お互いに助けあうこと、『一緒にやろうよ』の気持ちを大切にしたい。」「たくさんの人が集まると、多くのことが生まれる。資格がなくても出来ることをやればいいんだと思った。」などの意見が発表されました。
IT系企業の総合職から転身し、子育て支援の活動に携わるようになった市川さんのお話は、自分の経験と重ねた身近な話として引き込まれた受講者も多かったのではないでしょうか。また前向きな市川さんのお話に、共感を得たり元気をもらった方も多かったと思います。
「子どもが活き活きと育つために、自分もイキイキとしていたい。」と子どもを持つ多くのお母さんたちが感じていると思います。市川さんのお話が、子育てに悩みを抱えているお母さんや、子育て支援に関わっている受講者さんにとって、一つのヒントとなり、より元気に生活してもらえればうれしいと思います。
掲載 07 15 2008
平成20年7月1日。
「みんなでパワーアップしましょう!!」という伊澤教育長のあいさつで、第1回目の『平成20年度 飯田市みんなで子育てパワーアップ講座』が開催されました。
自ら積極的に講座に申し込み、まっすぐ子育てに向かおうとする42名の受講生さん。せっかくの出会いですから、少しでも知り合い、打ち溶け合えたらと願い、ゲーム・グループトークを行いました。
『自分の名前について』をテーマにしたトークでは、
「本当は違う名前になるはずが、土壇場で変更になった方」
「結婚後の名前が大好きな方」
「偶然同じ姓名判断の方にみていただいたというペア」などなど、
時には笑い、時には拍手!相手に話しかける一人一人の表情は、イキイキとしていました。
続いて『この講座に求めること』のテーマでグループトーク。
まず紙に自分の思いを書き、発表し合います。
「子育てに自信がもてない。何かみつけられたら…。」
「子育ての仲間が欲しい、学びたい、先輩の話が聞きたい!」
「父親として、いろいろな人の話を聞いて、子育ての巾を広げたい」などなど・・・
自分の中の課題が少しずつはっきりしてきたところで、いよいよ広岡守穂先生の登場です!!
東大法学部卒、現在中央大学法学部教授の広岡先生。どんな方かと思いきや、ごく普通の気さくそうな50代後半の男性。5人の子どものお父さんであり、既にお孫さんもいるおじいちゃんです。
ご自身の経験を、ひとつひとつていねいに言葉を選びながら、会場に温かな空気を振りまくようにお話が進んでいきます。
「子育て中に夫婦の溝ができるんです。子育て中の妻の『自分育て』を支えてあげるのは夫しかありません。」の言葉に、何人もの人が大きくうなずきます。
実際にダウン症のお孫さんをお持ちだという先生。「障がいがあるとかないとか関係ないでしょ。私たちにとっては大切なかけがえのない孫。かわいがって育てていこうね!」奥様がおっしゃったというこの言葉に、ハンカチで目をぬぐう受講生さんも。疲れ悩みながら、夢中で過ごしてきた自分の子育ての日々が脳裏に浮かんだのでしょうか。
そして、次々とお話される印象的な言葉が私たちの心に刻まれていきました。
・「僕はこの世に生まれてきて良かった!」と思えるのは、かけがえのないダイヤモンドのような思い出があるから。そしてそれは、見ず知らずの大勢の人の中での体験。地域の子どもにダイヤモンドのような経験を与えたいですね。
・人間には、自分をちゃんとみつめてくれる人、そのままの自分を認めてくれる人、あなたがいてくれなくては困ると自分を求めてくれる人が必要です。互いにそういう関係を作っていく、そんな社会にしたいですね。
広岡先生の飾らないやさしい言葉が、「よくがんばってるネ!」と受講生さんの背中をさすってもらえたのでしょう。受講者の皆さんの表情が徐々に和らいでいくのが印象的でした。
講演終了後には、
「先生のお話は、世のお父さんたちに是非聞かせたいと思いました。父親をもっと子育てに参加させるにはどうしたらいいでしょうか。」
「見ず知らずの子どもに声をかけにくい世の中で、地域の子どもたちにどう関わっていけばいいのでしょうか。」
など、いくつもの質問が受講生さんから出されました。
また、帰りの駐車場では、この日知り合った仲間同士で、広岡先生のお話の感想や、次回の参加の確認などが繰り広げられていました。
まだまだ続く自分流の子育てを模索する日々。この講座が、子育てのヒントになり、子育て支え合い仲間が増え、それによって受講生さん一人一人が輝ける。そんな講座になれば…と願うばかりです。
9月1日に行われる第2回講座で、また会えることを楽しみにしています。