今年は、七年に一度の大祭「御柱祭」が諏訪地方を中心に行われますが、飯田下伊那地区でも3月下旬から4月にかけて御柱祭が行われます。飯田下伊那地区で御柱を行う神社は28社ほどあるといわれています。
2月16日、竜東中学校で御柱で唄われる木遣りの学習会が開かれました。
千代地区では、4月に野池神社で御柱祭が行われますが、竜東中の1年生は、その御柱に参加し木遣りを唄いたいという願いをもっています。
学習会には、講師として野池地区の山田さんと北澤さんが招かれました。
最初に山田さんから、千代の木遣り唄の話がありました。
木遣り唄は、木を曳く時に、曳き手に元気が出るようにするための唄であること、野池の神社は、高いところにあり強い力で引っ張り上げなければならないので、力強い唄が必要であること等のお話がありました。
北澤さんからも、
「昔から『木遣りなくして、御柱なし』といわれているように、木遣りは、御柱の花なんです。力強い木遣りを唄ってほしい」
と激励の言葉がありました。
木遣り唄の練習に入りました。
昔、唄われた正調の木遣りを録音テープで聞きました。そして、山田さんが現在唄われている木遣りの唄を披露してくれました。校舎中に響くような大きな声で、力強く唄いあげます。迫力のある歌声に、生徒たちは圧倒されていました。
山田さんの唄に続いて、生徒たちも唄います。山田さんの声に負けないような響きのある声です。またみんなの声が揃っています。今まで一生懸命練習してきた成果が伺えます。山田さんや北澤さんも満足気な様子です。
山田さんからは、
「大変良く声が出ている。狭い教室なので響きはよいが、外では雰囲気が違うから、本番ではもっと気合いを入れて唄って欲しい」
との話がありました。また、
「フレーズの語尾を上げて唄うと、曳きやすいよ」
とアドバイスをされました。
練習が再び始まりました。当日は4つのグループに分かれて唄います。グループごとに交互に唄っていきます。フレーズの語尾の上げ方も工夫しています。伸びやかな声が、校舎内に響いています。
・外では、人のざわめきもあるのでもっと大きな声を出すようにしたい。
・一人一人の声が大切だと思った。一人一人が大きな声を出して曳く人に聞かせたいと思う。
・曳く人に気合いが入るように、本番では頑張りたい。
約30分程の練習でしたが、山田さんの木遣りを聞いて、当日に向けてしっかりした目標ができたようです。山田さんからは、
「午後の出発の時には、ぜひとも中学生に木遣りをかけてもらいたい(唄ってもらいたい)」
と祭りの中での役割も伝えられました。
千代の野池神社の御柱は、4月11日に行われます。竜東中学校の1年生は、地域の一員として祭りに参加します。中学生の木遣りが、大いに祭りを盛り上げてくれることと思います。
〔 野池神社 御柱 木遣り唄 〕
エートオー お願いだ (おねがいイイだ)
エートオー 力を合わせて (力を合わせてエエ)
エートオー お頼みだ (お頼みイイだ)
エートオー 乗りかけた (乗りかけエエた)
エートオー 引いたりしょう (引いたりイしょう)
エートオー 出かけるぞ (出かけるウウぞ)
エートオー 皆様お願いだ (みなさまおねがいイだ)
(竜東中生徒用・木遣り唄歌詞より)




