1月23日の「飯田市キャリア教育推進フォーラム」は、約200人の皆さんにお集まりいただき、盛大に行われました。
午前10時。
主役となる「結いジュニアリーダー」たちは、ご家族に送られて各々に松尾公民館に集まってきました。十分な準備ができないままに迎えた本番当日。それぞれ緊張の面持ちで、会場準備やリハーサルに臨む姿から、私たちスタッフにも緊張感が伝わってきます。
そういう中で、
「この机は動かしていいですか?」
「椅子を持ってきますか?」
など、自主的に行動しようとする姿は、まさに「リーダー」の姿というべきものでした。
午後1時。
準備、リハーサルも終わり、リーダーたちは、会場入り口で参加者の皆様をお迎えしました。一人ひとりのお客さんに「こんにちは!」と大きな声であいさつをし、受付やお客様の誘導を行いました。
会場が7割程度埋まってきた午後1時30分、いよいよキャリア教育推進フォーラムの開会です。司会は、飯田西中学校の横田君と旭ヶ丘中学校の渋谷さんです。
「これから、飯田市教育?!・・・フォーラムを開会します」
“トチリ”からのスタートが、なんとも中学生らしく、新鮮で微笑ましい光景でした。
飯田市キャリア教育推進協議会長のあいさつの後、早速「結いジュニアリーダー」の出番となりました。
最初の「結いジュニアリーダー育成講座」の取り組みの紹介では、鼎中学校の松村君が、この講座で体験した農業宿泊体験を中心に、体験内容とその体験から学んだことについて発表しました。
松村君は、酪農の体験を通じて、農家の方がお客さんにおいしいと言ってもらえる牛乳をめざしていることや、牛乳になるまでにいろんな仕事や農家の方の苦労があることを感じ、
「僕にとって働くとは、目的に向かって困難や苦労を乗り越え、そしてそれが人の役に立ち、自分の成長につながること」
だと発表しました。
続いて、それぞれの学校で実施した「職場体験」の発表です。
伊賀良保育園で体験させていただいた旭ヶ丘中学校の渋谷さんは、
「保育士さんたちは、いつも元気で、明るくて、優しくて、にこにこしていました。保育士さんたちも体調が悪いときやいやな気持ちのときもあると思いますが、子どもたちの前ではスイッチを入れ替えているんだということが勉強になりました」
体調を崩し、残念ながらこの日出席できなかった竜峡中学校の伊藤君の発表は、飯田西中学校の横田君が代理で発表を勤めました。
「アピタ飯田店で体験させていただき、普段僕たちの見えないところで、みんなのために働いてくれている人がいることがわかり、そのことを忘れないでいたいと思いました」
ロータリー自動車(株)で体験させていただいた高陵中学校の北原君は、
「周りの人が動いたから動くのではなく、自分から先を考えて動かなければいけないということを学びました」
中部電力(株)飯田営業所でお世話になった緑ヶ丘中学校の今村君は、
「3日間の体験を通じて、あいさつが積極的にできるようになったことと、自己中心的にならず周りのことを考えて行動できるようになりました」
と、自らの成長を分析しました。
4人のリーダーが、共通して主張していたことは、
「働くとは、お金を稼いだり、楽しんだり、自分のためにやることではあるけれど、それが周りの人たちの喜びにつながっていくことが大切だと感じた」
ということです。
この職場体験は、リーダーたちにとって、一人ひとり働くことの意味について考えを深め、自分の将来をみつめる貴重な機会になったようです。
≪学校及び地域での特色あるキャリア教育の取り組みについては、次号で紹介します。≫



