飯田東中学校は、「りんご並木」の活動で有名な学校です。全学年がこのリンゴ並木の活動に参加し、地域の皆さんの支援を得てリンゴの木のお世話をしたり、また収穫したリンゴを福祉施設へ贈る活動などをしています。
1年生では、今年から総合学習の時間に丘の上地区の魅力を発見して、地域の皆さんに発信していこうという活動を始めています。現在は、「祭り」「大火」「老舗・名店」「観光」などの班に別れて町の魅力の発見に努めています。
12月15日、1年生4人が水引の専門店「田中宗吉商店」を訪れました。飯田の水引の魅力についての調査です。田中商店のご主人の田中康弘さんが出迎えてくださいました。早速、水引を使った商品や工芸品が並ぶ部屋に案内してくださいました。色鮮やかな工芸品に生徒たちも「すごい。きれいだね」と歓声を上げます。
田中さんからは、水引の歴史についての話をお聞きしました。水引の起源は、飛鳥時代の小野妹子の時代までさかのぼること。小野妹子が遣隋使の任務を終えて帰朝した時、随の答礼使が携えてきた贈り物に海路の平安無事を祈って紅白の麻紐が結ばれていたのが起源だといわれているそうです。
飯田の水引の始まりは、元禄年間のこと。飯田は、水引作りに必要な自然条件を兼ね備えていたのが大きく発展した理由であったそうです。冬でも暖かく雨の少ない気候、和紙の原料となるコウゾやミツマタが豊富だったこと、風越山などから湧き出る清水などの名水に恵まれていたことなどを話してくださいました。
生徒たちは、田中さんの話に真剣に耳を傾け、一生懸命メモをとります。そして、今まで自分たちが調べてきた内容との確認をしています。
水引の使われ方については、以前は祝儀専用のイメージが強かったのが最近では様々な用途に使われるようになったこと。祝儀袋などは伝統的なものに加えて、おしゃれで遊び心のあるデザインのものに人気が集まっていたり、優れた技術を使った美術工芸品としての評価も高まっているとのお話もありました。
そして、田中さんからは水引で作った多くの作品を見せてもらいました。長野オリンピックで使われた月桂冠、イベントなどの胸元を彩るネームバッジなど、多くの美しい作品を見ることができました。生徒たちは、一つ一つの作品の繊細な技で作られた伝統美に感動していました。そして、展示された作品をカメラに収めていました。
最後に田中さんへの質問です。用意してきた質問を積極的に田中さんにお聞きします。
お店の歴史や仕事内容、水引の種類や用途、原料の購入先などの話をお聞きすることができました。
約1時間余の訪問でしたが、生徒たちは水引の歴史や魅力について多くのことを学びました。
飯田は古くから水引のふるさととしての伝統を受け継いできました。そして、その伝統を受け継いでいくのは若い人たちです。
生徒たちは田中商店で学んだことを、地域の多くの皆さんに発信してくれると思います。
飯田東中学校の「丘のまち」魅力発見は、まだまだ続きます。




12 26 2009 at 04:03
先日は、当社へ御来店戴きまして有難うございました。
水引に興味を持っていただき、歴史や製品の事がわかってもらえたでしょうか?
限られた時間でしたので、さわりの部分しか説明できませんでした。
飯田の地場産業である「水引」を皆さんが大きく成っても片隅に覚えておいていただけたら
幸いです。飯田から長野県・日本中・世界中へと啓蒙して行きますので、時には宣伝を
おねがいしますね。
飯田東中学校 1年1組 池田さん・多田さん・早川さん・小林さん
有難うございます。勉強 頑張ってください。
池田先生 お世話になりました。後日FAXにて返信いたします。
PS 沢山のりんごやジュース 美味しくいただきました。重ねて御礼申し上げます。
01 05 2010 at 09:58
田中康弘 様
「地育力どっとネット」へのコメントありがとうございました。また先日は、大変お忙しい中、取材をさせていただきましてありがとうございました。
生徒たちの取材の様子や水引の歴史や魅力が分かりやすく伝えられたかどうかは疑問ですが、私自身は改めて飯田における水引のもつ意義を再確認させていただいたように思います。
今後も水引のことについて情報発信をしていきたいと思います。特に、伝統を受け継ぐことのご苦労などを田中様からお聞きできればと思います。
今後とも「地育力どっとネット」を宜しくお願いいたします。